F1の2023年第2四半期の収入は前年比で3%減収。エミリア・ロマーニャGPの中止が影響
F1の2023年第2四半期の収益は、豪雨のためイモラで開催予定だった第6戦エミリア・ロマーニャGPが中止となったため、わずかに減少した。
エミリア・ロマーニャGPは5月19〜21日に開催される予定だったが、イモラ周辺が洪水災害に見舞われたため、レースウイークが始まるちょうど48時間前にF1はレースを中止せざるを得なかった。グランプリを中止したことで、収益は2022年の7億4400万ドル(約1055億円)から7億2400万ドル(約1026億円)へ落ち込み、3%の減収となった。
この期間のチームへの支払いも3億6800万ドル(約522億円)から3億4400万ドル(約488億円)に減少し、対前年比で7%の下落となった。それにもかかわらず、フォーミュラ・ワン・グループの第2四半期の営業利益は4900万ドル(約69億円)から5200万ドル(約74億円)に改善した。
「第2四半期は、レースプロモーションとスポンサーシップの成長が放映権収入の減少によって相殺され、F1の主な収益が減少した」と、F1の商業権保有者のリバティ・メディアは述べた。
「今期は開催レースが1戦少なかったものの、契約料の増額によりレースプロモーションの収益が増加した。また、新規スポンサーからの収益計上と既存スポンサーからの収益増加により、スポンサー収益も増加した」
「放映権からの収益は、部分的には『F1 TV』サブスクリプション収入の継続的な成長と、新規および契約更新に基づく料金の増加により一部相殺されたものの、シーズンベースの収益下落から相応の影響を受けて減少した」
「第2四半期のその他のF1収益は減少したが、それは主に請求料率における運賃インフレの緩和による運賃収入の減少があったこと、また、当期のレース数が減ったことでホスピタリティからの収益が減少したことによる。これらの減収はライセンス収入の増加とフォーミュラ2/フォーミュラ3のシャシー販売関係の収益が上がったことによって一部相殺された」
F1の直近の四半期について、F1の会長兼CEOを務めるステファノ・ドメニカリは次のようにコメントした。
「F1は成長の勢いを活かしており、ファンは従来の形、またはデジタルとソーシャルメディアのプラットフォームを通じて、このスポーツに引きつけられている」
「レッドブルの今シーズンこれまでの記録的なパフォーマンスを祝福する。また、グリッドのその他のチームが差を縮め、コース上でエキサイティングなライバル関係を生み出していることに興奮している」
「来年我々は世界中で24戦を開催する予定だ。近接した会場で連戦を行うことで、F1とチーム双方は効率的な運営から恩恵を受けることになるだろう」
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