ラッセル、F1スプリントのパルクフェルメ規則に不満「マシンのセットアップ変更を許すべき」
メルセデスF1チームのジョージ・ラッセルは、F1スプリント・フォーマットにおけるパルクフェルメ規則に不満を持っており、マシンのセットアップ変更の自由度を高めるよう規則を調整すべきであると主張している。
2021年シーズンから一部のグランプリでスプリント制度が導入されるようになった。週末に100kmのレースを組み込むというもので、最初の2シーズンでは、スプリントのリザルトが日曜決勝のグリッドに採用された。しかし2023年からフォーマットが変更され、土曜日は独立したスプリントデーとなり、金曜日の予選で日曜決勝のグリッドを決めることとなった。つまり、スプリント・フォーマットの週末にはフリープラクティスは金曜午前の1回のみということになる。
各チームは、FP1の60分でマシンのセットアップを決め、予選走行と同時にマシンはパルクフェルメ状態に置かれ、主要な要素の変更ができなくなる。通常の週末では、選んだセットアップで予選と決勝を戦うが、スプリント・フォーマットでは、金曜に決めたセットアップで、予選、スプリント・シュートアウト、スプリント、日曜決勝を走り切らなければならない。
「とても難しい状況に陥りかねない。FP1の後、マシンのセットアップを変えることが許されないという事実を、僕はまだ受け入れられない」とラッセルは語った。
「ウィンブルドン決勝戦の1時間前に選手にラケットを渡して、事前の練習やトレーニングなしに、これで戦えと指示するようなものだ」
「他のスポーツではこういうやり方は行われない。(F1で)なぜこうしているかの理由は理解しているが、週末のある段階で(セットアップを)変更することができればいいよね」
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