マクラーレンF1「シーズン終了時に中団トップになれたら満足」ブラウンは空力アップグレードに文句なし
マクラーレンにとってF1のコンストラクターズ選手権で2位を勝ち取ることは大きな課題になるだろうが、マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンはチームがシーズンをグリッド上で2番目に速いチーム、つまり“中団のトップ”として終えることはできると考えている。
レッドブルとマックス・フェルスタッペンは揺るぎない覇権を築いており、双方とも圧倒的首位に立っているが、彼らの背後ではメルセデス、フェラーリ、アストンマーティン、そしてマクラーレンが接戦を繰り広げて順位を入れ替えている。ブラウンは、絶対的なパフォーマンスの点では、マクラーレンが直近のライバルチームを抑えて2023年シーズンを終える可能性があると考えている。
「レッドブルは素晴らしいチームだ」とブラウンはオーストリアのメディア『Laola1』に語った。
「我々はマックスに近づこうとしているが、近づいたと思うたびに彼に離されている。彼は見ていて印象的だ」
「シーズン終了時に2番目に速いチーム、つまり中団のトップになれたら、非常に満足できるだろう。まだ先は長いし、我々は間違いなく戦いに戻っている」
マクラーレンは、構想段階で開発目標を外していたMCL60のせいで今年のスタート時は劣勢だったが、すでに大きな進歩を遂げている。包括的な開発計画の実施と、ウォーキングのエンジニアリング部門の再編成によって、チームは正しい道へ戻り、最終的にこの夏にマシンを表彰台を争えるものへと高めることができた。
ランド・ノリスはイギリスGPとハンガリーGPで連続して表彰台を獲得し、ルーキーのオスカー・ピアストリはベルギーGPのスプリントで、フェルスタッペンに次いで2位につけるという素晴らしい結果を出した。
「多くのものが組み合わされて、ともに優れた働きをしている」とブラウンは述べた。
「我々の空力アップグレードは見事なものだ。それには脱帽だ」
「ドライバーたちは今では彼らのポテンシャルを示している。彼らは以前も非常に素晴らしい仕事をしていたが、改善されたマシンによって、今ではさらに圧倒的な力を出せるだろう」
「シルバーストンでの1周目(ノリスが首位を走っていた)はハイライトだった。私の脈拍はまた急に早くなったよ。オスカーが表彰台を逃したのは残念だ」
マクラーレンとドライバーたちの実のある努力により、チームはアルピーヌを抜いてコンストラクターズ選手権で5位につけ、4位のフェラーリまで88ポイントのところに迫っている。2023年のF1シーズンは来週再開され、フェルスタッペンのホームレースとなるザントフォールトでのオランダGPが開催される。
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