サインツ「高ダウンフォーストラックで苦しむ傾向。予選Q3に進めないおそれもある」フェラーリ/F1第14戦金曜
2023年F1オランダGPの金曜、フェラーリのシャルル・ルクレールはフリー走行1=16番手/2=11番手だった。今回、フリープラクティスでルーキーを起用する規則によって、ロバート・シュワルツマンがFP1で走行し、19番手タイムを記録。FP2で今週末初めて走行したカルロス・サインツは16番手だった。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
フリー走行1=16番手(1分13秒519/26周)/2=11番手(1分11秒915/30周)
全体的に、僕たちにとって難しい一日だった。各車の差がとても小さいようだ。でも、特に予選ランではペースを見つける余地が大いにあるし、今夜、そのために頑張って取り組むつもりだ。明日の天気予報は雨らしいので、しっかり適応していかないといけないね。
(走行後のインタビューで語り)感触はあまり良くなかった。でも改善の余地は大きい。FP1からFP2にかけて小さな変更を行い、正しい方向に進んだから、微調整すれば問題ない。明日も同じことをするだけだ。マシンを適切なウインドウに入れなければならない。今はまだそれができていないからね。
でも僕には、マシンに何を求めるかについて、とても明確な考えがある。問題を回避するための正しいセットアップが必要だ。通常、僕たちはそれが得意だから、問題ないよ。今はパッケージの力を最大限に活用できていないから、一歩前進する必要がある。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
フリー走行1=出走せず/2=16番手(1分12秒093/31周)
チームにとってトリッキーな金曜日だった。僕にとってはFPで走行できなかったので、それはもちろん理想的な状況ではない。
FP2ですぐに調子をつかむことができたが、今週末、僕たちが全体的にペースとバランスに苦戦しているのは事実だと思う。現時点でこのサーキットは僕たちにあまり合っていないが、明日に向けて前進できるように仕事に取り組んでいくつもりだ。
(走行後、F1TVで語り)残念ながら僕たちの競争力はまだあまり高くない。ラップタイム、ダウンフォース、バランスをいくらか見つける必要がある。ハンガリーでも同じ状況が見られた。高ダウンフォース寄りのトラックで、大きめのリヤウイングを装着しても、どういうわけか他のマシンほど多くのダウンフォースを得られない。なぜ他のマシンよりもスライドが多いのか、理解するため、取り組む必要がある。
改善の余地があるのは確かだけれど、ハンガリーを振り返ると、予選Q3に進出するのに苦戦するような状況だった。今週末も似たようなことになりかねない。各車の差がとても小さいからなおさらだ。
■ロバート・シュワルツマン(スクーデリア・フェラーリ)
フリー走行1=19番手(1分14秒803/25周)/2=出走せず
FP1では、エアロバランスのソリューションをテストすることに焦点を当てた。誰もが難しいと予想していたけれど、なんとかこのマシンに対処できたので満足している。
最初から、今日行うのはパフォーマンスランではないことは分かっていた。チームは事前にプログラムと何をするかについて説明してくれた。
ほとんどのラップをレースモードで走り、1周ごとにマシンがどのようなパフォーマンスを見せるかを確認した。スタート練習もできて、かなりうまくいったよ。とても良い経験になった。このコースは本当にチャレンジングだ。
バンクのある今の構成のこのサーキットを走ったのはこれが初めてだった。それに、今日初めてSF-23で実際に走った。興味深かったし、楽しかったよ。タフなセッションだったけれど、うまく走り切り、データを集めることができた。
実際のマシンはシミュレーターで走っている時とほとんど同じだと感じた。その相関性を理解することが重要だった。それによって、今のマシンを改善し、来年型に関する作業を進められる。
この機会をくれたスクーデリア・フェラーリに、あらためてお礼を言いたい。今シーズン終盤に再度走る機会を楽しみにしている。
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