ルクレール、フェラーリF1との大型5年契約のうわさを否定「交渉を始めてすらいない。今は競争力向上に集中」

 

 シャルル・ルクレールは、8月に一部のメディアから出た報道とは異なり、フェラーリF1とはまだ「契約の話は一切していない」と語った。

 ルクレールがフェラーリと推定2億ドル(約292億円)の5年契約を新たに結んだという記事が、F1のサマーブレイク中にインターネット上を駆け巡った。

 オランダGP前の木曜日にルクレールは、記事で言及されている金額を考えると、この報道が事実であってほしいと冗談めかして語った。

「この(噂されている)契約締結が本当だったらよかった。すごくいい契約のようだからね!」とルクレールは語った。

「僕の方の意図は明らかだ。チーム側については分からないが、あまり心配はしていない」

シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2023年F1第14戦オランダGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

 ルクレールはフェラーリと2024年末までの契約を結んでいるが、チームと彼の現在の焦点は、SF-23のパフォーマンス改善に置かれていると明言した。

「(契約は)今のところ優先事項ではない」とルクレールは付け加えた。「今はマシンに対して最大限の取り組みを行いたいと思う。優勝争いをしていた昨年の状態に戻るためだ」

「それからどうなっていくかだ。でもシーズン末に話し合いが行われるのは確かだよ」

 ルクレールはフェラーリでの現在の状況に満足しており、契約を急いではいないと主張した。

「正直なところ、期限さえ設けていないんだ」とルクレールは説明した。「僕はそんなに急いでいない」

「まだ1年半の時間があって、それはある意味では短いように思える。5年にも渡る契約だったんだからね。その契約が終わりに近づいているけれど、まだ時間はたっぷりある」

「僕は心配していない。心配していたら、もっと早く話し合いを始めていただろう。でもあまり気にしていない。すべて順調に進むと思う。まだ話し合いを始めていないが、年末に始められたらいいね」

 より注力すべき差し迫った問題があるため、フェラーリとは当面は将来についての話題に触れないことで合意しているのだとルクレールは語る。

「基本的にこの件については話さない。僕も彼らもだ。基本的に双方でそう決めた。正しいやり方だと思う。さっきも言ったように、急いでいないからね」

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