2023年F1第15戦イタリアGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)
2023年F1第15戦イタリアGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)だ。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(51周/51周)
ここではマクラーレンやアストンマーティンよりは良いペースだったけれど、残念ながらフェラーリは僕たちより少し速かった。そして、トップのレッドブルとも差があった。今日、彼らは高速コーナーでとても速くて、ペレスをあれ以上長く後ろに抑えておくことはできなかった。
タフなレースだった。デグラデーションが高いのに、ピットストップでのロスタイムは大きいから、2回ストップ戦略だと戦えない。つまり、DRSのなかで長い時間を過ごすことになる。でも各車のペース差がとても小さいから、オーバーテイクをするのは簡単ではなかった。
次のシンガポールが楽しみだ。去年はあそこで強さを発揮できたし、僕たちのマシンは比較的シンガポールのサーキットに合っていると思う。だから次は今回よりももう少しトップに近いところで戦えるといいね。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=4位(51周/51周)
こんなに楽しいレースは久しぶりだ! レースを通してバトルし続けた。チェコとカルロスと僕は、終盤ひと固まりになって走っていたので、エキサイティングなラップが数周続いた。後方とのギャップがある程度大きかったから、目いっぱいプッシュして、バトルを楽しんだ。
僕と同じぐらい、ティフォシが楽しんでくれたといいな。今週末、応援してくれたファンの皆に心から感謝したい。今後もこういうレースが何回もあるといいよね。シンガポールでまたレースをするのを楽しみにしている。
(レース後のインタビューで語り)最高の気分だよ。僕は表彰台を逃したけれど、カルロスが上ったから、いずれにしてもフェラーリが表彰台に立てたということになる。退屈なレースの末に4位だったら、がっかりしたかもしれないけれど、今日のレース終盤は、とても楽しかった。
でも、あのバトルを楽しめなかった人は大勢いるはずだ。ピットウォールの人たちは、一度か二度、心臓が止まりそうな思いをしたんじゃないかな。ティフォシもそうかもしれない。でも僕にとっては、これがF1であり、F1とはこうあるべきだと思うんだ。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=3位(51周/51周)
全体的に素晴らしい週末だった。その上、ティフォシと一緒に表彰台を祝えるなんて、最高にうれしい。常に応援し続けてくれる彼らひとりひとりに、心から感謝したい。皆は特別な存在だ。
今日、レッドブル2台を抑えきることを目指して、できる限りのことをした。タイヤを限界まで使い、最初から最後までプッシュし続けたんだ。残念ながら決勝日の彼らは今も僕たちよりも強かったので、今日は僕たちにとって3位が最大の結果だった。
彼らとも、シャルルとも、コース上で素晴らしいバトルをした。僕自身、楽しかったし、見ていた人たちも同じように楽しんでくれたならうれしい。
これから態勢を立て直して、すぐにでもシンガポールへの準備にかかりたい。
(レース後のインタビューで語り)タフでハードなバトルだった。でも、シャルルとのバトルはいつだって楽しい。彼は素晴らしいレーサーだからね。マックスやチェコもそうだ。今日は楽しかった。皆もエンジョイしてくれたならいいな。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=2位(51周/51周)
2位を獲得することができてとても満足だ。チームにとって素晴らしい一日になった。
このトラックは、オーバーテイクが本当に難しく、フェラーリはストレートですごく速くて、ポジションを上げていくことが簡単ではなかった。
タフなバトルをした。でも、オーバーテイクをするために必死に戦い、全力を尽くして、それが最終的には報われた。
昨日は真のパフォーマンスを披露することができなかったが、今週末のパフォーマンスはとても良かった。自分の調子が完全に戻ってきたように感じている。シーズンを力強い形で終えたいね。
チームはサスペンションとマシンセットアップに多くの作業を行ってきて、ここで大きな進歩を遂げることができた。
イタリア、そして表彰台の雰囲気は素晴らしかった。メインストレート全体がファンで埋め尽くされているのを見るのは、最高の経験だったよ。
マックスは今日、信じられないようなことを達成した。彼にとって最高の瞬間だね。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=1位(51周/51周)
今日の勝利を手に入れるためには我慢強く戦う必要があった。フェラーリは週末を通してトップスピードがとても高かった。僕たちは、リヤウイングのトップフラップを削らなければならず、今回はDRSが通常ほど効果的ではなかった。その影響でターン1への進入で良い動きができなかったため、辛抱強く、カルロスをミスに追い込む必要があった。
彼のタイヤの摩耗が進み出したころに、レイトブレーキングさせようとしたところ、彼が少しロックアップしたので、「パーフェクト」と思った。そしてターン2出口で彼を追い越すことができた。その後は、物事を管理して、マシンを安全に持ち帰ることを目指した。
10連勝はひとつの記録であり、それを達成できたことがとてもうれしい。こういうことが起こる可能性はとても低いので、達成しようという考えすらなかった。でも実現したことをとても誇りに思うし、今日チームが再び成し遂げたことも誇らしい。ここまでの今シーズンは、信じられないほど素晴らしいよ。もちろん、1-2をモンツァで成し遂げたことは、僕たち全員にとって特別な出来事だ。
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