「ランドは2025年までマクラーレンF1でレースをする」ノリスの早期チーム離脱の可能性をブラウンが否定
マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは、ランド・ノリスは少なくとも契約が終了する2025年末までマクラーレンに留まると述べ、レッドブルへの早期移籍のうわさを打ち消した。
レッドブルはノリスへの関心を否定しておらず、また、ノリスはマックス・フェルスタッペンのチームメイトとなってレースをすることに前向きだとコメントしたことから、モンツァにいた評論家たちは、ノリスが将来レッドブルに移籍する可能性が多少高まったと受け止めたようだ。フェルスタッペンとノリスはコース外でも良好な関係を築いており、ふたりが住むモンテカルロで頻繁に余暇をともに過ごしている。
「将来的には間違いなく前向きだ」とノリスは先週末、イタリアGPを前に語っていた。
「マックスはF1史上最高のドライバーのひとりだろうと間違いなく言えると思う。僕はF1に来るまで彼とレースをしたことがなかった。僕は常に下のカテゴリーにいたからね。カート時代には、彼のことはそれなりに知っていた」
「彼に初めて会って知り合ったのは2012年から2013年の頃だ。だから彼がやっていることを目にすることができた。それは彼が優れたマシンに乗ってパフォーマンスを発揮できるということだけではなかった。どのようなマシンに乗ろうと、彼は同じレベルでパフォーマンスを発揮できると思う」
「彼みたいな人と仕事をするのは最高だろう。それと同時に、自分が彼にどれだけ対抗できるか見ることもね。僕はそうすることに前向きだ」
「この間、彼をマクラーレンに招待した。彼が来たいならいつでも大歓迎だよ」
ノリスはマクラーレンと2025年シーズン末までの契約を結んでいる。ノリスは2019年に自身をF1に昇格させたマクラーレンに対する長期的な忠誠心と、将来チームとともに成功を収めたいという野心をしばしば表明している。ブラウンはドイツのウェブサイト『Motorsport-Total』に対し、マクラーレンはノリスを早期にリリースするつもりはないと明言した。
「ランドは2025年までマクラーレンでレースをするだろう。それは確かだ」とブラウンは断言した。
しかしながらマクラーレンは、F1が次世代のパワーユニットレギュレーションを施行する2026年からのエンジンパートナーを今も探していることから、ノリスがレッドブル・パワートレインズ(RBPT)-フォードとのエンジン契約にあたって、交渉の切り札となる可能性が示唆されている。だがブラウンは、RBPT-フォードとの提携に向けたマクラーレンの関心は特別高いわけではなく、現在チームが検討しているいくつかの機会のひとつにすぎないと主張した。
「我々はレッドブルと彼らの施設を訪問したが、彼らの行っていることは印象的だった」
レッドブルでは、チーム代表のクリスチャン・ホーナーがノリスのF1での実績に注目しているが、彼はチームがノリスとマクラーレンの契約を買い取るつもりはないと主張した。
「ランドは素晴らしいドライバーで、それについては疑いの余地はない。彼のポテンシャルが伸びているのがわかる。しかし彼はマクラーレンのドライバーだ。今の契約を尊重しなければならない」
「彼はF1で素晴らしい仕事している。そしてもちろん我々は2024年のドライバーを確定させている。2025年にはシートがひとつ空くが、ご想像のとおり、このシートには多大な関心が寄せられている。しかし今のところはまだまだ先の話だ」
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