硬いF1マシンによる背中の痛みに苦しむノリス。症状を緩和するためチームは作業を進めていると代表が語る
マクラーレンF1のチーム代表アンドレア・ステラは、ランド・ノリスが昨年から悩まされている背中の痛みを緩和するためにチームはできる限りのことをしており、プロセスが“進行中”だと述べている。
グラウンドエフェクトカーが導入されたことで、ドライバーにとってマシンは乗り心地の悪いものになった。昨年のポーパシングの問題は大幅に軽減されたものの、マシンは空力効率を高めるためにできるだけ地面の近くを走行する必要があり、スプリングは非常に硬いままだ。ほとんどのドライバーは不快な影響に適応しているが、ノリスの場合は昨シーズンから苦しみに耐えており、初めて理学療法士にかかって身体の調整を行っているほか、たとえばゴルフの習慣を大幅に減らすなど、ライフスタイルも大きく変更する必要があったという。
マクラーレンもドライバーを助けるために役割を果たしている。チームは頻繁にノリスのシートとポジショニングを調整し、快適性を高めて彼の背中の痛みを和らげようとしている。
「この件ついては、ノリスと緊密に連携してしっかりとフォローしている」とステラは『Speedcafe』に語った。
「コンディショニングの面で体が必要としていると彼自身が理解していること、また、どのようにマシンに快適に座ってこうした問題を避けるかについて彼が説明したように、いくらかの改善が必要になる」
「我々の側で調整して変更できることはかなり多いが、どこに焦点を置くかを正確に知る必要があり、その作業が進められているところだ。シートポジションと彼がどうシートにもたれるかという点では計画に変更はないので、プロセスの真っ只中にいる。もう少し発見があるだろうと考えている」
「しかし現時点では、シーズンを経てよくなっているように見える。ある意味ではこれが徐々に解決していくことを願っているし、ランドのしている作業とライフスタイルを変えてくれたことにも感謝している。あれほど情熱的なゴルフプレイヤーにとって、これが非常に苦痛なことであることはわかっている」
ノリスは背中の痛みに積極的に取り組んできたが、レギュレーションの変更や、彼のマシンが改善されることを待ち望んでいる。
「もっとゴルフをプレーしたり、サイクリングやランニングなど他のこともしたいけれど、背中が痛むんだ」とノリスは説明した。
「だから今もやりたいようにすべてのことを行うことはできない」
「体幹や腰、大臀筋などのトレーニングをさらに行っている。よくなりたいのなら、集中することがたくさんある。ただシートをよくして、時間が経つにつれてマシンが改善するのを待つよりも、やるべきことがたくさんある。そうはなっていないけれどね」
「長期的な影響がないことを願っているけれど、たくさんの人たちがこのことについて声を上げてくれている。みんなそれぞれ違うのはわかっている。影響を受けていない人もいれば、受けている人もいる。自分の健康のためには、これは気を配らなければいけないことだ」
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