角田裕毅、ペレスとの接触で無念のリタイア「入賞を狙えたはずだった」チームは“もらい事故”に落胆/F1第16戦
2023年F1シンガポールGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、1周目のインシデントによりリタイアを喫した。
ソフトタイヤでスタートした角田裕毅は、15番グリッドからすぐさま12番手に上がった後、13番手を走行。その後、セルジオ・ペレス(レッドブル)に抜かれて14番手に落ち、その際に接触が起きた。角田はマシンにダメージを受けて、1周目のターン14のコース外にマシンをとめ、そのままリタイアせざるを得なかった。
テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、角田のレースについて、次のように語った。
「いつものように、シンガポールでのレースは単純な展開にはならず、1周目を終えた段階で我々のマシンは1台に減ってしまった。裕毅はマシンにダメージを受けて、リタイアしなければならなかった。金曜のロングランで強力なペースを見せていただけに、彼自身に落ち度がない接触が起きたことは残念だった」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=リタイア(0周/62周)
15番グリッド/タイヤ:ソフト
最初に、ポイントを獲得したリアム(・ローソン)におめでとうと言いたいです。シンガポールをF1で走るのは初めてだったにもかかわらず、彼は良い仕事をしました。
僕の話をすると、この2戦、クリーンな週末を過ごせず、とても悔しいです。シンガポールにはチームが大規模なアップデートを導入していたのでなおさらです。
良いスタートを切ったのですが、1周目に接触が起き、サイドポッドに損傷を受け、ラジエターと冷却システムにダメージを負いました。そのため、リタイアしなければなりませんでした。
チェッカーフラッグを受けられなかったことが、悔しいですし、残念です。パフォーマンスを引き出す機会を得られず、チームにとって残念な結果になってしまいました。ポイントを獲得できるだけのペースは間違いなくありました。でも自分自身をリセットして、鈴鹿に向けて、力強く立ち直ります。
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