ガスリー、ローソンに「裕毅と仲良くしてね」。オコン「暇な時はフランスでドリフト」/F1日本GP
2023年F1第17戦日本GPの走行開始を翌日に控えた9月21日(木)、アルピーヌ・ジャポンが主催する日本のモータースポーツメディアを対象としたメディアセッションが行われ、エステバン・オコンとピエール・ガスリーが出席した。FIA主催の会見とは一味違った質問も相次いだメディアセッションの模様をお届けする。なお、スケジュールの都合上、オコン、ガスリーはそれぞれ異なるタイミングでの取材となった。
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──鈴鹿サーキットで得意なコーナー、苦手なコーナーは?
オコン:セクター1がトータルで好きだね。そしてあまり苦手な部分はないかな。全体的にサーキットは面白く流れがすごくいいね。
──オコンとガスリーのドライビングの違い、スタイルの違いはある?
オコン:現在のF1ではドライバーのスタイルの違いというのはあまりないと思う。それに、みんなそれぞれベストを尽くそうとしているから、詳しいことは話さないだろうしね。
──来日して、渋谷を散歩したというSNS投稿が話題となったが、日本はどう?
オコン:今年はあまり出かける時間がなかったね。僕は日本が好きだし、渋谷という非常に有名な街でもっと過ごせたらとは思う。もっと体験したい。
──スーパーGTやスーパーフォーミュラなど、日本のレースを見ている?
オコン:DTMに参戦していたころ(2016年)は非常にフォローしていたよ。今でもスーパーGTやスーパーフォーミュラは日本のなかで非常にバリューの高いレースだと思っているし、マシン自体も素晴らしいと思う。だから今は時間があればチェックしているよ。
──特別ヘルメットを使うということは、やはり日本に特別な思いがある?
オコン:このヘルメットのデザインは本当に考え込んだね。ずっと前から、いつかスペシャルヘルメットを作りたいと思っていたんだ。デザインは日本への愛を表現したもので、鈴鹿のレイアウトに加え、後ろには漢字で鈴鹿と書いているんだ。このオマージュで応援してくれているみんなに対し、愛情と尊敬の思いを表現したいと思ったんだ。あとはみんながこのデザインを気に入ってくれていたらいいんだけどね。気に入ってもらえたら嬉しいな。
──昨日のトークショーで筑波サーキットでドリフトしたいと言っていたが、ドリフトのどこに魅力を感じている?
オコン:ドリフトはめちゃくちゃ大好きだよ。暇な時はフランスでドリフトできる場所を用意して、市販車やバギーなどで友達とずっとドリフトしている。本当に、非常に好きなんだ。だからいつか筑波サーキットでドリフトすることが夢だね。去年は奥伊吹とかでもドリフトを経験(アルピーヌのプロモーションも兼ねて)しているよ。
■ガスリーからSFの後輩ローソンへの新たなアドバイス
──鈴鹿サーキットを早く走るためのコツは?
ガスリー:勇気を出すことだね(笑)。
──得意のコーナーは?
ガスリー:セクター1のターン1〜7までが一番好みだね。シーズンの中でも一番いい流れのセクションだと思う。
──来年WECハイパーカークラスにアルピーヌが参戦するが、スポーツカーレースには興味ある?
ガスリー:基本的には僕はF1だけだね。もちろんWECも見ているけど、ここ15年先はF1だね。
──同じスーパーフォーミュラ出身のローソンはどう思う?
ガスリー:彼もスーパーフォーミュラでいい成績を出して、ついこの間からF1に来たよね。パフォーマンス面でも実績も出ているし、個人的には応援したいと思うね。
──そんなローソンへ向けて何かアドバイスはある?
ガスリー:裕毅と仲良くしてね、かな(笑)。あとは、これまでやってきたことを継続し続ければ、またチャンスは訪れると思う。
──理想のスポーツカーとはどういうクルマ?
ガスリー:アルピーヌA110は非常におすすめしたい1台だ。僕はパワーのあるクルマが好みなのだけど、A110は非常にバランスがいい。ちょうどいい1台だと思う。でも、僕自身はあまり一般道は走らないんだ。つまらなくなるからね(笑)。やはりレーシングカーをサーキットで走らせる方が好きかな。
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