フェルスタッペンの”土曜日”タイトル獲得でお祝いも配慮。ピットレーンでのドリンクファイトはNG?

 

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1カタールGPのスプリントで2位となり今季のチャンピオン獲得を決めた。土曜日にタイトルを決めるというこれまでになかった流れになったことで、レッドブルのお祝いの仕方もいつもとは違ったようだ。 レッドブルはレースに勝利した場合、通常はピットレーンでスタッフ全員で記念撮影を行なった後、お祝いをするのが通例だ。 カタールGPでは、フェルスタッペンがオスカー・ピアストリ(マクラーレン)に次ぐ2位となったことで、チャンピオン3連覇が確定。レッドブルはピットボックス前でお祝いの写真を撮影した。 しかしその後すぐにピットレーンから数百メートル奥に移動。マシンが走行するアスファルトから離れ、何の変哲もない建物の前でレッドブルのスタッフは喜びを爆発させたのだ。 これはまだ日曜日の決勝レースを控えている中で、ピットボックスの近くでドリンクを撒き散らし、ペナルティを受けるような事態になるのを防ぐためだ。 F1の競技規則34.10条には、『乾燥や掃き掃除、あるいはマシンがピットストップを離れる際にタイヤラバーを敷く以外の方法で、競技者はピットレーンの路面のグリップを高めようとしてはならない』と定められている。 祝いの席でドリンクをかけることはピットボックスのグリップレベルを意図的に変えようとする行為ではないが、レッドブルのチーム関係者はmotorsport.comに、飲み物をこぼしたことがピットボックスのグリップレベルを変えたとみなされるリスクを避けるため移動することを決めたと明かしている。 …読み続ける

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