F1アメリカGP FP1:フェルスタッペンがトップ、僅差でルクレールとハミルトンが続く。復帰のリカルドは14番手
2023年F1第19戦アメリカGPのフリー走行1回目が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムをマークした。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は13番手だった。
アメリカでのF1開催は、シーズン前半のマイアミGPに続いてこれが2回目。今週末は前戦カタールGPに続いてスプリント形式で開催されるため、フリー走行はこの1回のみとなる。気温32度、路面温度38度というコンディションで、現地時間12時半にセッションがスタート。アルファタウリでは左手の中手骨の骨折から復帰したダニエル・リカルドがステアリングを握り、5レースにわたって代役を務めたリアム・ローソンはガレージでセッションを見守る。
セッション序盤は全車がハードタイヤかミディアムタイヤで走行。トップに立ったのはハードのフェルスタッペンで、タイムは1分37秒498。同じくハードのハミルトンが0.044秒差で続く。角田はミディアムを履いており、1分38秒000で3番手につけた。開始15分過ぎにはランス・ストロール(アストンマーティン)にブレーキトラブルが発生し、ブレーキに気をつけてピットに戻るよう指示があった。
各車5〜10周ほど走行し、一度ピットに戻る。ハミルトン、フェルスタッペン、ランド・ノリス(マクラーレン)というトップ3でセッションの折り返しを迎え、全車そのままタイヤを変えずに再びコースに出て行った。オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がターン8で縁石に乗って姿勢を崩したが、カウンターを当て大事に至ることなくコースに戻った。
ミディアムのノリスが1分37秒256でトップに浮上。残り20分を切ると、ウイリアムズ勢が先陣を切ってソフトタイヤを投入した。アレクサンダー・アルボンが1分36秒535というトップタイムをマークし、僚友ローガン・サージェントは1分37秒642で5番手だ。終盤はほとんどのドライバーがソフトに履き替えて走行し、フェルスタッペンが1分35秒912と唯一の35秒台のタイムでトップに立ったが、その直後には「シートが熱くなっている」と報告していた。
トップはフェルスタッペン、2番手は0.156秒差のルクレール、3番手は0.281秒差のハミルトンというトップ3でセッションは終了。マクラーレンのノリスとピアストリ、そしてアストンマーティンのフェルナンド・アロンソはソフトを履かずにFP1を終えている。またブレーキのトラブルに見舞われたストロールは走行を再開することができなかった。アルファタウリは角田が13番手、リカルドが14番手となっている。
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