130Rのフェンス乗り越えデグナー手前に落下。戦慄のクラッシュから無事生還した笹原右京が当時を振り返る「病院の方も驚いていました」

 

「病院の方も驚いていました。『なんでこの人はこんなにピンピンしてるんだ』って(笑)」 そう語るのは、先日スーパーフォーミュラで大きな事故を経験した笹原右京だ。なにも驚いたのは、病院の関係者だけではない。モータースポーツファン、関係者の誰もが、スーパーGT最終戦が行なわれるモビリティリゾートもてぎに元気な姿でやってきた笹原には驚かされた。 鈴鹿でのクラッシュは背筋も凍る激しいものだった。130Rでのバトル中に大津弘樹と接触した笹原は、スピン状態になりマシン後部が浮き上がるような形で外側のバリアに。しかもスポンジバリア、タイヤバリアの上のデブリフェンスに激突し、その衝撃で分離したマシンのモノコック(コックピット部)はフェンスを乗り越えて、反対側にあるデグナー手前の土手の下に落下した。 130Rでクラッシュした車両がデグナー側まで落下するという前代未聞のシチュエーションだったが、マシンから救出された笹原には脳震盪が認められたものの骨折などの外傷はないと診断され、精密検査の結果も異常なし。鈴鹿戦の1週間後にもてぎでのスーパーGT最終戦を控えていたが、レースウィーク金曜日のメディカルチェックを経て無事出走許可が降り、通常通りレースを戦い切った。 …読み続ける

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