角田裕毅、2度目のモナコはギャンブル決まらず17位「何が起きたのか調べなければ……」

 

 F1モナコGPでアルファタウリの角田裕毅は17位フィニッシュ。レースペースは悪くなかったものの、タイヤ戦略のギャンブルが上手く行かなかったと考えている。
 角田は予選でQ2に進出し、11番手グリッドから決勝レースを迎えた。レース直前から大雨がモナコを襲ったことで、ウエットタイヤを履いて初めて”雨のモナコ”を走った。
 角田はスタートから11番手をキープして走っていたが、数周もすると雨が上がり路面は急速に乾き始めた。
 チームメイトのピエール・ガスリーを筆頭に浅溝のインターミディエイトタイヤに履き替えたドライバーのラップタイムがウエットタイヤ勢を圧倒し始め、角田も6周目の終わりにインターミディエイトタイヤに履き替えた。
 その後コース上にドライのレコードラインができてくると、角田は21周目に再びピットに飛び込み、ハードタイヤに交換。2度のピットインにより、角田は15番手付近にまで順位を下げることとなった。
 その後、レースはミック・シューマッハー(ハース)のクラッシュにより赤旗中断。再開に向け、角田は8周を走行したハードタイヤを捨て新品のミディアムタイヤに切り替えて追い上げを狙った。しかし周回を重ねていくと、前車から離されていき、レース終盤にはサンデボーテでオーバーラン……最後尾17番手に転落した。結局ミディアムタイヤでは走りきれず、最後にソフトタイヤに履き替えてチェッカーまでたどり着いた。
■角田裕毅(アルファタウリ)
「フラストレーションの溜まる1日でした。スタートも良くなく、赤旗の前には16番手になっていました」
「何が起こったのか、見てみる必要があります。レース中のマシンのペースは問題ありませんでしたが、僕らはリスタートでミディアムタイヤを履くちょっとしたギャンブルに出ました」
「残念ながら、今回はそのストラテジーが上手く行きませんでした」
 
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