フェラーリはF1第12戦フランスGPから、新しいクラッチを導入する予定となっており、今後は同社製パワーユニットを使用するチームのスタート改善が見込まれる。
　今シーズン、フェラーリPUを使うチームの中では特にアルファロメオがスタートで問題を抱えていた。ただ同様にフェラーリ自身もスタートでは問題があった。
　フェラーリの広報担当者はmotorsport.comの取材に対し、このクラッチについて、それ自体は新しいものではなく「技術的なディテールを更新しただけ」だと語っている。
　なおチームは今週末どのクルマにこの新しいクラッチが搭載されるかについてはコメントしなかった。しかしアルファロメオのバルテリ・ボッタスは新型を使用する予定だと明かしている。
　クラッチに関してフェラーリのカルロス・サインツJr.は問題を抱えていることを認めており、次のように語っている。
「今年は昨年のようにスタートが出来ていないという問題があったけど、それを特定したんだ」
「そしておそらく、それが同じエンジンを使う仲間にも影響しているんだろう」
「でも問題がどこにあるのかを僕らは把握している。そのことはあまり話していないし、結構秘密にしてきているものなんだ。なぜなら毎回のスタートで後退したりするものではないからね」
「おそらくこのクルマでできる最高のスタートでは無いだろうし、1年を通じて改善し続けて、来年まで続けられれば良いと思っている」

Valtteri …読み続ける