メルセデス、優勝目指して着実に進歩? レッドブル代表「少しずつ近づいてきている」

 

 F1フランスGPでは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がクラッシュしたこともあって、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが今季7勝目を挙げ、タイトル争いのリードを拡大した。
 一方でルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルがそれぞれ2位と3位に入り、メルセデスが今シーズン初めて2台とも表彰台に上るという結果になった。
 セーフティカー導入後のリスタートでフェルスタッペンの後方2番手につけたハミルトンだったが、ストレートスピードで劣るためフェルスタッペンとのバトルを展開することができず。結局、ハミルトンはフェルスタッペンから10秒遅れでゴールラインを通過した。
 レッドブルのボスであるホーナーは、メルセデス勢のトップスピードに「特に」驚かなかったとしながらも、メルセデスが追いついてきていることに確信を持ったようだ。
 レース後、ホーナーは「彼らは確かに、今週末に向けて自分たちのチャンスについて話してた」と語った。
「最終的にマックスはそれなりに気楽だったと思う。でも、彼らが少しずつ近づいてきているのが分かるよ」
 さらにホーナーは「トト(ウルフ/メルセデス代表)が夏休み中もマシンを改良すると言っていたが、それはルール違反だろう……」とジョークを飛ばしつつ、「彼らが近づいてきているのは見てわかるだろう」と繰り返した。
 週末が始まる前から、ポール・リカール・サーキットでのフランスGPは、その路面のスムーズさとコースレイアウトにより、メルセデスの活躍が期待されていた。
 しかし予選では、ハミルトンがポールシッターのルクレールから約0.9秒、ラッセルが約1.2秒遅れと大きく離されてしまった。
 ウルフはレース後、チームは依然として「シングルラップでのマシンパフォーマンスが不足しており、スティントの初期段階でのパフォーマンスが不足している」と述べた。そして今季初優勝を目指す上で、これらの問題を解決する”特効薬”はないだろうと語っている。
 フェルスタッペンが勝利したことにより、ドライバーズランキングでのリードは63ポイントに拡大した。しかし最近のフェラーリのパフォーマンスレベルを考えると、その差は実際の力関係を反映していないとフェルスタッペンは認めた。
 フェラーリがポール・リカールで最も速いクルマを走らせていたことに異論はないかと尋ねられたホーナーは、ルクレールがリタイアしたこともあって「本当のところは分からない」と答えた。
「カルロス・サインツJr.が速かったのは確かだが、他のドライバーがハードタイヤを履いているときに、彼はミディアムタイヤを履いていた。戦略が違っていたんだ」
「確かに今日、彼らは速いクルマを持っていた」
 
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