アップデート後も入賞に届かないアルファタウリ。しかしガスリーの「ピットレーンスタート→12位」は良い兆候か
2022年シーズンのF1はサマーブレイク前最後のレースを終えたが、ここ数戦アルファタウリは大いに苦戦している。最後の入賞は第8戦アゼルバイジャンGPでピエール・ガスリーが記録した5位であり、そこから5レースは角田裕毅共々無得点に終わっている。直近5レースで1ポイントも獲得できていないチームは他にウイリアムズしかいない。
先日のハンガリーGPも、アルファタウリにとっては難しいレースになった。予選では2台揃ってQ1敗退となり、ガスリーはパワーユニット交換でピットレーンからのスタートとなった。角田はマシンバランスに苦しんだ結果19位に終わり、ガスリーはレースペースこそ良好だったもののスタートポジションが響き12位止まりだった。
チームのテクニカルディレクターを務めるジョディ・エジントンは次のように振り返る。
「今日はチームとして悲喜こもごもといった1日だった」
「ピエールはピットレーンスタートから力強いレースをして、ソフトタイヤとミディアムタイヤをうまく使って12位でフィニッシュした。しかし残念なことに裕毅にとっては難しいレースになった。終始グリップとバランスに苦しみ、全体的にマシンに満足していないようだった。テレメトリーからは問題が見つからなかったが、我々はこれを解明するために調査をする必要がある」
そう語ったエジントン。「悲喜こもごもな1日」と表現したように、角田の苦戦とは対照的にガスリーが好調だったことはポジティブに捉えているようで、今回得たデータを次なるアップデートにも活かしたいと語った。
「大きな視点で見ると、ここハンガリーでポイントを持ち帰るという目標は達成できなかったものの、今日のレースペースはポジティブだった。もう少し良いポジションからスタートしていれば、ピエールがポイントを獲得できる可能性があったということは良い兆候だった」
「それと同じくらい重要なのは、ここでアップグレードについて学ぶことができたということだ。これを次のアップデートに繋げて、また一歩前進したい。ここから1週間はチームの拠点に戻り、今回のイベントの分析と次のグランプリに向けた準備をして、皆が休暇に入る。後半戦に向けては全員が楽しみにしている」
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