アンドレア・ドヴィツィオーゾ、第14戦サンマリノGPを最後に引退へ。後任はカル・クラッチロー
MotoGPにRNFヤマハから参戦中のアンドレア・ドヴィツィオーゾが、第14戦サンマリノGPをもって引退することを発表。シーズン終盤戦の後任はカル・クラッチローとなる。
ドヴィツィオーゾは2020年シーズンまでドゥカティに在籍し、2017〜2019年にランキング2位を3回獲得するなどの実績を残してきた。2021年シーズンはドゥカティを離れて一旦休暇に入っていたが、シーズン後半戦にペトロナス・ヤマハSRT(現RNF)に加入し、再びMotoGPのレースシーンへ復帰した。
かつてテック3時代にはYZR-M1で好成績を残していたこともあり、再びヤマハ陣営に加入したドヴィツィオーゾには期待が寄せられた。しかし今シーズンに入っても苦戦が続き、ベストリザルトは11位に留まっている。
そうした現状もあり、ドヴィツィオーゾが引退を選ぶのではないかという憶測もあったが、シーズン後半戦初戦となるイギリスGPを前に、彼はホームグランプリのサンマリノGPを最後に引退すると発表した。
ドヴィツィオーゾはプレスリリースの中で、苦戦理由について近年のMotoGPの遂げた”大きな変化”をあげており、サマーブレイク中に両者の同意によって彼らの別離が決まったと説明した。
「2012年、MotoGPでのヤマハとの経験は僕にとってとてもポジティブなものだった。それ以来、遅かれ早かれヤマハとオフィシャル契約を結びたいと思っていた」
ドヴィツィオーゾはそうコメントを寄せている。
「そのチャンスは、2021年に大胆な形で現れた。僕はこのプロジェクトが上手く行くと強く信じ、それを掴んでトライすることを決めた」
「残念だけど、近年のMotoGPは大きく変化している。状況はとても変化していて、僕はバイクを快適に感じることができておらず、チームからの継続的な支援がありつつも、そのポテンシャルを最大限引き出すことができなかった」
「結果はネガティブなものになってしまったけど、それでも僕はこれを非常に重要な人生経験だと考えている。多くの困難があっても、状況をマネジメントし、感情をうまく管理する能力が必要なんだ」
「望んでいた目標には到達しなかったけど、ヤマハの技術者やチームとの協議は常にポジティブで、建設的なものだった」
「彼らとの関係は、こうなるとは思っていない状況でも、最もクリティカルな瞬間でも忠実でプロフェッショナルなモノだった」
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