ローディンは、新たなハイパーカー「FZERO（エフゼロ）」を発表。初期生産として27台を製造すると説明すると共に、FZEROが将来的にレースへ参戦する計画も示唆した。
　FZEROは、72度のバンク角を持つ超軽量の4リッターV型10気筒ツインターボエンジン「RC10」に、130kWの回生兼ブースト用の電動モーターを組み合わせる。
　最高出力は9,000rpmで1,176ps、最大トルクは7,250rpmで1,026Nm。最大回転数は10,000rpmで、最高速度は360km/hに達すると予想されている。
　シャシー＆ボディワーク共にカーボンコンポジット製。フロント、リヤ、フロアなどの空力パッケージで、合計4000kgのダウンフォースを発生させる。
　ニュージーランドに本拠地を置くローディンは、2016年からFZEROの開発に着手。頓挫したロータスのカスタマーF1マシン『T125』プログラムを引き継いだことで、ローディンのFZEROプログラムも加速。今年末にはこのプロトタイプマシンがサーキットでシェイクダウンを実施し、来年夏の納車を目指している。

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