「今のマシンは僕の好みとは正反対」ノリス、チームエースとして活躍も適応に四苦八苦
マクラーレンのランド・ノリスは、2022年のF1マシンは自身のドライビングスタイルとの相性が悪く、適応するためには“それなりの仕事”が必要だったと語る。
ノリスは2022年シーズン前半戦では76点と、チームの大半ポイントをひとりで獲得。エミリア・ロマーニャGPでは3位表彰台も手にしている。
チームメイトのダニエル・リカルドはマシンの扱いに苦慮し、獲得ポイントも伸びていない。しかしリカルドよりも乗りこなしているように見えるノリスも、MCL36を手懐けるのには難しさを感じており、ドライビングスタイルの調整を余儀なくされていたと語った。
サマーブレイク前にインタビューに応じたノリスは「このマシンは僕を中心に作られているとは、おそらく言えないと思う」と口にした。
「僕がマシンに求めているモノは、今提供されているものとは正反対……みたいな感じなんだ。だからこの今のマシンは僕のドライビングスタイルとは全く合わないし、とても不釣り合いなんだ」
「悪いとは言わないし、現実を見て適応しなくちゃいけない。だから今年は自分の望んでいたモノや好みではなくとも、それに適応すべく、それなりの仕事をしてきたと思う」
「それが、ここ数年で僕が改善してきた点のひとつなんだ」
マクラーレンとノリスは今年始めに契約を更新し、2025年までの長期契約を結んでおり、彼はチームの将来計画における中心的存在でもある。
ノリスはチームに「将来何を期待できるのか、マシンに何を望んでいるのか」を示すために、より声を上げることを考えていると語った。
「自分の意見を話して、より速く走る助けになると思うことを伝えるんだ」と、ノリスは言う。
「時にはダニエルのとはちょっと違うこともある。でも全体としてはパッケージとして改善すべき点は一致している」
「より大きな声を上げ始めたのは確かだよ。みんなそれぞれ仕事があって、プロフェッショナルだから、僕があまり話すのは好ましくないかもしれないと思っていたけどね」
「自分の意見を話して、その結果そうじゃない……となってしまっても気にすることはない。もう少し発言していくだけで、そういうコトにも自信を持てるようになるんだから、良いことだ」
リカルドはチームメイトがコース上で「素晴らしい仕事をしている」と語り、さらにその存在感はコース外でも発揮されていると指摘した。
「コース上で彼がとても、とても上手くドライビングしていることが分かるだろう」
リカルドはそう語る。
「それが自信になると思うし、その自信はコース外でも出てくることがあると思う。チームをプッシュしていく面でも、彼は上手くやっていると思うし、上手く手綱を握り始めていると思うよ」
「そういったモノは彼の成長を示しているに過ぎない。それから、彼の成熟度も同様に示しているね」
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