マシンの改善やF1タイトル奪還への意欲を見せるハミルトン「近い将来にやめなければならないとは感じていない」
7度のF1世界チャンピオンであるルイス・ハミルトン(メルセデス)は、F1でふたたびタイトルを獲得するという野望を果たすにあたって、彼のタンクには十分な燃料が入っていると述べている。しかしハミルトンは、モータースポーツの最高峰であるF1でのキャリアを終わらせる時は、完全に「燃え尽きる」までは待たないという。
セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が今シーズンの終了をもってF1から引退すると発表したことで、必然的にハミルトンの将来についての疑問がかき立てられた。特にハミルトンはベッテルより2歳年上であり、2007年のデビュー以来F1で初めて勝利なしのシーズンの真っ只中にいるためだ。
ハミルトンが現在考えていることは、年金プランでも豪奢な引退生活を楽しむためにどこに落ち着くかということでもないという。
「僕が長い間追いつこうとしたり戦ったりしてきた人たちが引退し始める。そうしたキャリアの局面に自分がいることを知らされているのだと思う」とハミルトンはベッテルの引退をほのめかして語った。
「すぐにフェルナンドはいなくなるだろう。その後は誰がいる? 僕が最年長になるんだろうね! でも、それによって(引退のことを)考えさせられるわけではない」
「このマシンをどのように改善できるかについて考えている。このチームがふたたび勝つためにどんなステップを踏めばいいのか、世界タイトルをまた獲得する道筋はどうなるのかということを考えている」
「このスポーツの全員を団結させ、多様性の観点から僕たちがやろうとしている仕事についてより本格的に結果を出し始めるための方法はなんだろう? そうしたすべてのことを考えている」
「タンクに残っている燃料について話すなら、僕はまだそういうことのために戦っているし、戦い続けるのに十分な燃料が残っていると感じている。僕は今もこの使命に取り組んでいる。今もドライビングが大好きだし、ドライビングの挑戦に臨んでいる。だから近い将来にやめなければならないとは感じていない」
ハミルトンの意欲と野心は完全なままだが、彼は自分のスキルと精神的な姿勢が必然的に先細りし始める時が来ることを理解している。しかし37歳のハミルトンは、そうなる前に引退するつもりであり、それは「燃え尽きた」状態のはるか前のことになるだろうと主張している。
「もし引退するとしても、タンクに燃料はまだ残っているだろう。完全に燃え尽きて、何も残らなくなるまでやり続けようとは思わない。でもしばらく先のことになるよう願っているよ」
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです