ランド・ノリス、畑違いの”ラリー”に熱視線「まずは安全なところで始めてみるよ!」将来的なレース参戦も?

 

 マクラーレンのランド・ノリスは、将来的にラリーへ挑戦したいという考えを明かした。
 ノリスは、カートからシングルシーターのジュニアカテゴリーを駆け上がり、2019年にマクラーレンからF1デビュー。チームとは2025年までの長期契約を結んでいる。
 ノリスはシングルシーターカテゴリーで育ってきたドライバーだが、2018年のデイトナ24時間レースにフェルナンド・アロンソと共にユナイテッド・オートスポーツから参戦。スポーツカーレースの経験も少しはある。
 しかしノリスは今、サーキットレース以外のモータスポーツカテゴリーである畑違いのラリーに熱視線を向けている。
 そのキッカケは、ノリスのゲーム&レーシングブランドである「クオドラント」。オフロードをテーマにした新しいアパレルラインの立ち上げのため、ラリーマシンを使った撮影だという。
「いずれはラリーにも挑戦したい」
 ノリスはサマーブレイク前のmotorsport.comのインタビューでそう答えた。
「クオドラント・クロージングの次のコレクションでは、ちょっとオフロードのテイストがあるんだ。だから最近、ラリーを含むグッズの撮影を行なったんだ」
「そこに行って、初めてそれを目の当たりにして、彼らがいかにイカれているかに気付かされたよ。それで僕もやってみたくなったんだ」
「木がないところで始めてみるかな。年末にタイヤバリアのある安全なところで、まずやってみたいね!」
 
「マシンコントロールやハンドブレーキ、タイミングなどに関して、そういうことを時々やるのは良いことだ。F1マシンを運転するだけじゃなく、マシンコントロールについて、いろいろと学ぶんだ」
「カートみたいなモノだよ。多くのF1ドライバーが好むのは、状況を掴む感覚を取り戻すからで、カートはとても感覚が関係してくるんだ」
「ラリーも同じで、僕はただ新しいことに挑戦したいんだ」
 ラリーに挑戦するF1ドライバーはノリスが初めてではない。最近では、現アルファロメオのバルテリ・ボッタスはアークティック・ラリーに何度か参戦しており、2007年の世界チャンピオンであるライコネンは、F1から一時的に離れていた2010〜2011年に世界ラリー選手権に何度か参加している。
 将来的にラリーレースへ参戦することを検討するかどうかと尋ねられたノリスは、次のように答えた。
「いつかはね!」
「まずはどんなものか試してみないとね。観ているのも素晴らしい。人生、やってみたいと思うことはいつもあるものだよね」
「僕がいつかやってみたいと思ったのが、それだったということさ」
 
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