ラッセル、メルセデスの”ブレ”を未だ理解できず。「自分たちの課題を克服しなければ」

 

 メルセデスのジョージ・ラッセルは、メルセデスのパフォーマンスが一貫していない理由について、まだ完全には理解できていないと語った。
 ラッセルは、ハンガリーGPで自身初のポールポジションを獲得し、チームメイトのルイス・ハミルトンに次ぐ3位に入った。しかし、金曜日の段階ではかなり苦戦しており、チームも土曜日以降のパフォーマンス向上に混乱していた。
 夏休みを利用し、チームは今季マシン『W13』のデータを分析したにも関わらず、夏休み明けのベルギーGPでも一貫性を発揮することができず、ラッセルは予選8番手に留まった。
 しかし決勝では、他車のグリッドペナルティや接触もあって4位フィニッシュ。レース終盤には、ポールシッターだったカルロス・サインツJr.(フェラーリ)との差を徐々に詰めるなど、今回もレースペースは良好だった。
 翌オランダGPの木曜日、ラッセルはメルセデスがW13のポテンシャルを完全に解き放つために必要なことを理解するのにまだ苦労していることを認めた。
「今シーズンの僕らにとって、それは間違いなくちょっとしたテーマだった。正直なところ、なぜこれほど大きなブレが生じるのか、まだ完全に理解できていないんだ」
「レッドブルに比べればその振れ幅は少ないだろうけど、中団と比較すると、アルピーヌやマクラーレンに予選で上回れることが多い」
「というか、先週はアレックス(アレクサンダー・アルボン/ウイリアムズ)にさえ、予選で負けるところだった。でも、レースでは本当に強いペースを見せることができた」
 ラッセルはベルギーGPで表彰台を逃したことを悔やみ、後から考えれば”少し違った”ことをすべきだっただろうと語った。
「3位を取れなかったのはかなり残念だった。でも、僕たちは自分たちの課題を克服しなければならない」
「でも、シングルラップでの苦戦を克服しなければならない。最後のスティントでは、かなりハードに攻めてしまい、カルロスに追いついたときには、おそらくタイヤが残っていなかったんだ」
「僕らには十分なペースがあったから、もう少しタイヤをうまく使って、残り1周か2周で彼に追いつくことができたはずだ。でも日曜日の結果には満足している」
「でも僕たちは、金曜日と土曜日のパフォーマンスがどこに行ってしまっているのか理解しなくちゃいけないんだ」
 ベルギーGPの予選では、最速タイムをマークしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)からハミルトンが1.8秒、ラッセルはさらに0.3秒離されてしまった。
 ラッセルはこの原因について、全体的なダウンフォース不足だと嘆いた。
「全体的なパフォーマンスがひとつ。日曜日になり、もう少し均衡が保てるようになっても、レッドブルとは平均してコンマ3、4秒の差があることがわかる。そして、もっと全体的なダウンフォースを見つけなければならないし、ストレートでのタイムロスを減らすため、もう少しマシンの効率を上げなくてはならない」
「でも、さっきも言ったように、今シーズンの僕たちは予選でQ3の下位に沈んだり、時にはQ3にすら入れなかったりして、とてもやっかいな立場に置かれているんだ」
「タイヤの使い方は長い間、多くのチームにとって難しいポイントになっている。僕たちは、シングルラップで最大限の力を発揮する方法を見つける必要があるんだ」
 
Read …読み続ける

F1&雑談
小説
開発
静岡

小説やプログラムの宣伝
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです