シューマッハー、オランダGP予選で”契約アピール”に繋がる8番手「このコースは僕らのクルマに合っている」

 

 ハースのミック・シューマッハーは、F1オランダGPの予選でQ3に進出し、8番グリッドを獲得した。シューマッハーにとってこの予選結果は、今季第9戦カナダGPの6番グリッドに次ぐ、好位置という形になった。
 シューマッハーは結果について非常に喜んでいるものの、Q3に辿り着けるとは思っていなかったと語った。
「Q3に進出できたことはかなり驚きだった」
 シューマッハーは予選後にそう語った。
「僕らは自分たちの可能性を把握していたし、多くのチームもQ1で同じように自分たちのポジションを予想していたと思う。そして個人的には、Q2に行くのが妥当なところだと思っていた。だからこれまで速いと思っていた他のチームを凌駕できたことは、オーバーテイクが非常に難しいとされるこのコースでは素晴らしいことだ。明日がとても楽しみだよ」
「走り始めから、マシンにかなり自信を持つことができていた。セットアップは、今のところは基本的に変更する必要はなかった。僕らは間違いなく、良い形で週末を始めることができた」
「フィーリングは最高だ。特にこのコースは、このクルマに合っていると思う。僕らはここでは強いだろうというのは分かっていた。一方で次のモンツァでは、厳しいモノになるのは明らかだ。だからここで強さを見せる必要があった。だから僕らは、ここでできる限りのポイントを獲得しなければいけない」
「ロングランのペースもそれほど悪くないように思う。そして誰もが、タイヤマネジメントに少し苦労すると思う。ここはタイヤには厳しいサーキットだし、特に表面温度は懸念材料だ。レースで何ができるのか、確認するのが楽しみだ」
 なおシューマッハーは、まだ来季のシートが決まっておらず、しかも今シーズン限りで、フェラーリのドライバー・アカデミーとの契約も終了することになると見られている。そういう意味では、今回のグランプリで好結果を残すことは非常に重要だ。
「僕らにはまだ明日がある。僕が今集中しているのは、そこだよ」
 そうシューマッハーは語った。
「パフォーマンスには非常に満足している。それは、今日チェックしておきたいところだった。それはチェックできたから今日は良い1日になった」
 また今回のレースには、母コリーナも帯同している。彼女が来季の契約に関わることがあるのか、そう尋ねられると、シューマッハーは次のように続けた。
「家族が近くにいると、誰もが幸せだと思う。僕もそうだ。時間を見つけてやってきてくれたことを、とても感謝している。ご存知のとおり、彼女はとても忙しいんだ。でも彼女が近くにいてくれてとても幸せだ」
「彼女は僕の母だ。母親にも(色々なことを)相談するのは普通なんじゃないかな? 両親と話すのは普通のことだと思うし、母はF1の世界で多くの経験を積んでいる。彼女を誇りに思っているよ」
「彼女が実際に契約を結ぶわけじゃないが、明らかに精神的にも感情的にもサポートに繋がるんだ」
 
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