フェルスタッペンもPU交換でグリッド降格。タイトル争うルクレールと共に後方から追い上げへ

 

 レッドブルは、マックス・フェルスタッペンのパワーユニット(PU)をベルギーGPで一式交換することを決定。フェルスタッペンはタイトルを争うシャルル・ルクレール(フェラーリ)と同じく、決勝レースを後方から追い上げることになりそうだ。
 フェルスタッペンは木曜日の段階で、有力チームはシーズン後半のどこかの時点でPU交換のペナルティを受ける必要があると語り、自身も今後のペナルティを受けることを示唆した。
 そしてレッドブルは、フェルスタッペンのPUコンポーネントを一新し、新しい内燃機関(ICE)、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-K、エナジーストア、コントロールエレクトロニクスを与えることを決定したようだ。
 フェラーリはルクレールのマシンに今季5基目となるPUと新しいギヤボックスを決めたため、こちらもペナルティを上kる予定だ。なおFP1の時点で、ルクレール車はMGU-Kとエナジーストアの変更のみが確認されており、さらなる変更が今後行なわれる予定だ。
 この変更により、タイトルを争う2人はオーバーテイクに最適なサーキットでダメージを最小限に抑えながら、今後ペナルティを受けずにシーズンを終えることができる可能性が高まった。
 なお、PU交換によるペナルティを受けるのは、このふたりだけではなさそうだ。その対象となるのが、ランド・ノリス(マクラーレン)とエステバン・オコン(アルピーヌ)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)だ。
 ノリスはICEとターボチャージャー、MGU-H、コントロールエレクトロニクスを交換。オコンは6コンポーネントをすべて交換すると見られる。
 ボッタスもICEとMGU-H、ターボチャージャーを交換し、最低でも15グリッド降格の可能性がある。彼は今季、すでにこれらのコンポーネントでペナルティを受けているため、1コンポーネントで5グリッド降格に相当する。
 またハースのミック・シューマッハーも、コントロールエレクトロニクスとギヤボックス交換によりグリッド降格となる。
 その後、FIAはフェルスタッペンとルクレール、ノリス、オコン、シューマッハーの6名全員がグリッドペナルティを受けると認める投稿を行なっている。
 
 
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