アラゴン初日はマルティンが首位。復帰戦のマルケス、8番手でホンダ最上位|MotoGPアラゴンFP2
モーターランド・アラゴンで開催中のMotoGP第15戦アラゴンGP。初日のフリー走行2回目が行なわれ、プラマックのホルヘ・マルティンが最速タイムを記録した。
アラゴンGP初日は晴天の下で行なわれた。午前中は路面温度も低かったが、午後に入り上昇。気温は26℃、路面温度が41℃というコンディションでFP2が行なわれた。
コンディションが改善されたことも関係してか、FP2はセッション開始からあまり時間を置くこと無く、続々とFP1でのベストタイムが更新されていく展開となった。
FP1では1分48秒台がベストだったものの、各ライダーは3周もすると1分47秒台のタイムを記録。序盤はフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が記録した1分47秒853が暫定トップタイムとなった。
10分が経過した頃、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)がターン14でスリップダウンから転倒。幸い怪我はない様子だったが、エスパルガロはFP1でも転倒を喫するなど、タイトル争いを考える上ではあまり良い流れとは言えそうもない。
エスパルガロがピットへ戻る中、チームメイトのマーベリック・ビニャーレスは1分47秒842をマークし、暫定トップタイムを更新。シーズン後半に入り好調が続いている。
そして今回が約4ヵ月ぶりの復帰戦となるマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)もFP2に入りギヤを一段アップ。序盤15分でライバルとは約0.1秒差しかない1分47秒990をマークし、6番手に並んだ。
しばらくは穏やかな時間帯が続き、各ライダーは一様にフロントのハードタイヤ/リヤソフトの組み合わせをチョイスしての走行が続いた。このタイミングで、マルケスはミサノテストでも試されていたカレックス製のスイングアームを装着したマシンでの走行も行なっている。
残り時間が6分を切ると、ほぼすべてのライダーがFP2のまとめとなるアタックに出走。タイムシートの並びは、目まぐるしく入れ替わることになった。
そしてホルヘ・マルティン(プラマック)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、アレックス・リンス(スズキ)がトップ3に並んだ状態で、いよいよラストアタックとなった。
ラストアタックではエネア・バスティアニーニ(グレシーニ)が暫定ベスト更新ペースを刻みつつあった。しかし最終セクターが伸びず、4番手タイム。他ライダーも自己ベスト更新に留まり、FP2トップタイムはマルティンとなった。2番手はクアルタラロ、3番手はヨハン・ザルコ(プラマック)だ。
復帰戦のマルケスは、FP2で8番手タイムをマーク。ホンダ勢では最上位だ。アラゴンはマルケスの得意とする左回りのコースではあるが、長期欠場もなんのその、といった走りだった。中上貴晶(LCRホンダ)は終盤のアタックで一時はベストタイム更新ペースを見せたが、最終的には11番手タイムとなった。
なお初日の総合タイム順は、FP2でタイム更新が相次いだこともあり、FP2の順位のままとなっている。
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