タイトル争い佳境のタイGPで、勝利は誰の手に…帰ってきたペトルッチ、雨で輝くかも?|MotoGPタイGP配信スケジュール
MotoGPは9月30日から第17戦タイGPが開幕。アラゴンから続く3連戦の締めくくりとなる。
今季のMotoGPは9月中旬からアラゴン-日本-タイの3連戦。25日にはアジア・パシフィックラウンドの初戦となる日本GPがモビリティリゾートもてぎで開催された。それから休む間もなくMotoGP一行はタイへと飛び、30日には早くもフリー走行がスタートする。なお日本GPとは異なり、フリー走行は通常のスケジュールかつFP1からFP4までフルで行なわれる予定だ。
日本GPと同じく3年ぶり開催となるタイGPは、様々な注目点にあふれている。
タイトル争いという面では、日本GPでアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)とフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)がノーポイントに終わったため、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)がリードを拡大。彼を追うライバル2人にとっては、負けられないレースとなる。
また8月にオーストリアGPでクラッシュし足首を負傷したジョアン・ミルの代役として、スズキはダニーロ・ペトルッチを起用。ペトルッチは長年ドゥカティ陣営からMotoGPへ参戦してきたライダーだけに、驚きをもって迎えられた。なおペトルッチは今年、MotoGPは離れたもののダカール・ラリーでステージ優勝を果たし、MotoAmericaでランキング2位となるなど、精力的に活動を続けている。これまでV4エンジン搭載マシンに慣れ親しんできたペトルッチが、”青い”並列4気筒マシンにどんな適応を見せるのか、注目のポイントだ。
さらに、LCRホンダの中上貴晶も右手の負傷で再手術が必要となったため欠場。HRCの長島哲太が代役として起用される。長島は初MotoGPクラスとなった日本GPは転倒で終わってしまったため、リベンジのまたとないチャンスと言えるだろう。
なお舞台となるチャーン・インターナショナル・サーキット周辺は、週末を通じて雨予報となっている。雨で強さを見せるライダーの躍進、タイトル争いでリスクを負えない上位陣らの思惑が入り混じって、スペクタクルに溢れたレースとなる可能性もあり、そういった意味でも注目の一戦となるだろう。
またMotoGP第17戦タイGPは東南アジアで行なわれるため、ヨーロッパラウンドとは各セッションの実施時間が異なっている。日本との時差は2時間となっているため、間違わないように今一度スケジュールのチェックをおすすめする。
■MotoGP公式配信:日本時間
9月30日(金)11時00分: …読み続ける
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