アルボン、虫垂炎からわずか1戦でカムバック。一時はICU入りも「体調は問題ないし、痛みもない!」
ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、イタリアGPを虫垂炎に見舞われたことで欠場したが、シンガポールGPに向けて体調はOKだと語った。
アルボンはイタリアGPの土曜日朝に虫垂炎を発症。緊急手術を受け、FP3以降を欠場した。その代役には急きょニック・デ・フリーズが起用され、9位入賞を果たしている。
アルボンは病院で腹腔鏡手術を受けたが、術後に麻酔の合併症を起こして呼吸不全に陥った。これにより、彼は一時的に集中治療室に入っていたものの、幸い容態は一晩で回復した。
当時のことについてアルボンは薬で眠っていたため覚えていないものの、コンディションは問題ないと感じているようだ。
「準備はできていると感じている。痛みもないしね」
「この2週間で、今日のような状態にまで回復することができた。僕たちは現実的だし、今年最も難しいレースに臨んでいることもわかっている」
「そのことを肝に命じておかなければならない。でも気分は良い。カートもやったしOKだと感じている」
当初、アルボンがわずか1レースの欠場で復帰するのは、少々野心的な目標だと考えられていた。しかしロシアGPが中止となり、イタリアGPとシンガポールGPの開催間隔が開いていたこともアルボンにとっては追い風となったと言える。
アルボンはシンガポールGPのFP1で状態を確認する予定だが、持続的に身体に負荷がかかるFP2でのロングランが、真のテストになるだろう。
アルボンは今回の一件について、小さな後退であり、1戦欠場しただけで「大したことではない」と話した。
「(モンツァで)土曜日に目が覚めたとき、あの決断があったんだ。ドライビングという点では、リスクを冒すべきかどうかというのは常にあることだ。でも、僕たちは正しいことをしたんだ。ニックは本当にいい仕事をした」
アルボンが昏睡状態となった際、回復には2~3日かかると予想されていた。だが肺の機能回復が早く、わずか12時間で目覚めることができた。アルボンが目を覚ましたのは、イタリアGPのスタート30分前。金曜日のフリー走行から好調だっただけに、マシンをドライブできないフラストレーションから心拍数が急上昇し、レース観戦を控えるよう指示されたという。
肺が十分に回復するのを待ったアルボンは、先週の月曜日までゆっくりとトレーニングを積み重ね、そこから”プッシュし始めた”ようだ。
「トレーニングも回復も、9時から5時までの仕事と同じように扱った。基本的に、その他のすべてを投げ出して、日に日に良くなっていった」
「そして、明らかに回復が順調なところまで来た。じっくりと腰を据えて、(復帰について)考えたんだ。やるか、やらないか。僕は準備ができているように感じたんだ」
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