タイトル争うアレイシ・エスパルガロ、後半戦激戦を肌で実感「残り8レースはタイトな争いになる」

 

 MotoGP2022年シーズンのにタイトルを争っているアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は、夏休み明けのイギリスGPを終えた段階では、今後も非常にタイト争いになっていくと予想している。
 エスパルガロは今シーズン、タイトル争いで現王者ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)に対抗する唯一の存在となっており、21ポイントという僅差でサマーブレイクに入った。
 先週末行なわれたサマーブレイク明け初戦となるイギリスGPでは、クアルタラロがロングラップペナルティを消化したことで集団に呑まれて後退。エスパルガロ自身も転倒の影響で万全とは言えない状態だったが、クアルタラロの直後となる9位でフィニッシュし、ポイント差は22点に広がっただけと被害を最小限に抑えた。
 一方で今回のレースではライバルの強さも際立った。優勝したフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)は今季4勝目と、ライダー中最多となる勝利をマークしており、デスモセディチGP22と合わせて、その強さに更に磨きをかけてきたように見える。
 エスパルガロはシーズン後半戦について、こうしたライバル達が復活することにより、さらにタイトな争いになってくるだろうと予想している。
「ドゥカティ勢が調子を取り戻し、僕が高いレベルを維持して、マーベリック(ビニャーレス/チームメイト)も上位に食い込んでくれば、チャンピオンシップリーダーへかかるプレッシャーは大きくなると思う」
 エスパルガロはそう語る。
「そういったことは、僕にとっては良いことだね。彼(バニャイヤ)はチャンピオンシップにおいてとても大きな一歩を踏み出していると思う」
「彼らと戦うのは簡単じゃないだろう。もちろん彼らにとってポイント面で不利なコースもあるけど、ドゥカティ勢は大きな勢力だし、幅広いチームワークを機能させることができる」
「そしてこれからはオーストリア、ミサノとペッコ(バニャイヤの愛称)にとってはグッドなコースに向かうことになる。だから状況はオープンだと思うんだ」
「とても、とてもタイトな残り8レースになってくると思う」
 なおエスパルガロはイギリスGP残りFP4で経験したクラッシュによる踵の骨折が後に判明。1週間の静養が必要とされているが、8月21日に行なわれる次戦オーストリアGPを欠場することはないと見られている。
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