予報ハズレ晴れのタイ初日、ザルコ最速でドゥカティ勢が上位に。長島哲太は22番手|MotoGPタイFP2
チャーン・インターナショナル・サーキットで開催されているMotoGP第17戦タイGPの、フリー走行2回目が行なわれた。FP2で最速となったのは、プラマックのヨハン・ザルコだった。
タイGPは週末を通じて雨予報となっていたが、初日はその予報に反してFP1からドライコンディション。FP2も天候は保たれ、初日は完全にドライコンディションで走行が行なわれることになった。
なお気温は28℃、路面温度は34℃と東南アジアらしく暑く湿潤な気候となっている。
2日目以降が雨となった場合には、ドライで行なわれたこのFP2までのタイムで予選組分けが決まることになる。そのため、終盤には予選さながらのアタック合戦が行なわれることが予想された。
FP2序盤はマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がリード。FP1でもトップタイムを記録するなど復帰3戦目ではあるが、既にドライコンディションでも速さを発揮しつつあった。
セッション自体はタイGPが3年ぶりの開催という事もあってか、度々コーナーをオーバーランしてしまうライダーが出ていた。途中、カル・クラッチロー(RNFヤマハ)が転倒したが、怪我はなかった。
タイム面ではFP1の自己ベストを超えてくるようなタイムは、終盤15分に入る段階まではほぼ記録されず。そして終盤5分が近づき、予選組分けを睨んだアタックが始まった。
アタックの一番槍を務めたのはホルヘ・マルティン(プラマック)。1分30秒471を記録し、暫定トップタイムとなった。
アレックス・リンス(スズキ)、ヨハン・ザルコ、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)らを筆頭に各ライダーが暫定トップに迫るセクタータイムを出しつつ戻ってくると、バニャイヤが1分30秒299をマーク。暫定トップを更新した。
残り時間は2分を切り、あと1回もしくは2回のアタックとなったが、ターン7でクラッチローがこの日2回目のクラッシュ。イエローフラッグが出され、後続のライダーに影響を与えることになった。
ただ、それでもコース上ではアタックは続き、ザルコが最後に1分30秒281をマーク。バニャイヤを超えて暫定トップに立った。
最終的にそれ以上のタイム更新はなく、ザルコがFP2トップタイムとなった。2番手はバニャイヤ、3番手はマルティン、4番手はルカ・マリーニ(VR46)とドゥカティ陣営がトップ4を独占した結果だ。
なお最後のアタックの際には、ターン12でワイドに膨らんだジャック・ミラー(ドゥカティ)がマルケスとニアミスするシーンもあったが、なんとか接触は避けられた。
負傷欠場中の中上貴晶(LCRホンダ)の代役として出場している長島哲太は、22番手/総合では23番手タイムとなった。
またタイGPでジョアン・ミル(スズキ)の代役として急遽MotoGPに復帰したダニーロ・ペトルッチは、最終的に最後尾の24番手タイムだ。
初日の総合タイム順でトップ10に入ったのは、ザルコ、バニャイヤ、マルティン、マルケス、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、ミラー、マリーニ、ミゲル・オリベイラ(KTM)、リンス、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)だ。2日目のFP3が雨となった場合、彼らが予選Q2へ直接進むことになる可能性が高い。
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