メルセデス、期待の鈴鹿でまさかの1秒遅れ。ラッセル「僕たちの弱点が鈴鹿で露呈した」
メルセデスは、ウエットコンディションとなったF1日本GPの初日をワンツーで終えたものの、ドライコンディションとなった2日目は苦戦。予選ではルイス・ハミルトンが6番手、ジョージ・ラッセルが8番手に終わった。
メルセデスにとってつらいのは、ポールシッターのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)から大きく離されたことだ。ハミルトンは0.957秒遅れ、ラッセルは1.085秒遅れとなっている。
メルセデスはタイトなセクター1とテクニカルな最終シケインに対応するため、ハイダウンフォースのセットアップを選択したものの、ロングストレートになると無防備だとラッセルは嘆いている。
「今年はマシンの空力効率が悪く、ドラッグが多いことは分かっていた。そしてここは、ハイダウンフォースでありながらロングストレートもある最初のコースだったんだ」
そうラッセルは語った。
「通常ハイダウンフォースのサーキットでは、ストレートは比較的短く、ストレートでタイムを稼ぐチャンスはないものなんだ」
「今日はストレートでレッドブルにコンマ7秒か8秒は負けていると思うし、このサーキットで僕らの弱点が露呈したんだ」
アルピーヌのエステバン・オコンが5番手、フェルナンド・アロンソが7番手につけたため、メルセデスは日本GP予選で”4番目”のチームだったが、ラッセルはこれほど苦戦するとは思っていなかったと認めた。
「ポールポジション争いに加わることができるとは、間違いなく思っていなかった」とラッセルは言う。
「ポールポジション争いをするためには、(メルセデスのマシンに適した)特定のサーキットが必要だということは、もう学んだと思う。でも、トップやアルピーヌにあれほど差をつけられるとは思っていなかった」
「でもそれは今季初めてのことじゃない。僕たちが土曜日に苦戦するのは、大きなテーマなんだ」
メルセデスのテクニカルディレクターであるマイク・エリオットも、ラッセルのコメントに同意し、シミュレーションの結果、チームは予選でもっと良いパフォーマンスを発揮できていたはずだという。
「我々はパフォーマンスにがっかりしている。我々にとって、もっと良いサーキットだと予想していたんだ」
「ダウンフォースレベルについて、我々が最適だと考えているところと、他のチームが考えているところとは違うようだ」
「それは、我々のマシン開発の影響の一部であり、冬の間に調整しなければならないことなんだ」
ハミルトンは自身のアタックについて、本当に良いフィーリングであり、ポールタイムからの遅れのうち4分の3はストレートでの遅れだと語った。
決勝レースはウエットコンディションとなる可能性が高い予報となっているが、ハミルトンはこれを歓迎。ただ、DRSを使わずにオーバーテイクをするのは難しいだろうと認めている
「僕らのクルマでDRSがないのはあまりいいことではないよ」とハミルトンは語った。
「DRSを開いている僕たちよりも、DRSがないレッドブルの方がまだ速いと思う。でも、コーナーでは僕たちが速いだろうね」
「雨はいつもチャンスを広げてくれる。ドライだったら、あまりエキサイティングなレースにはならないかもしれない。少なくとも僕らとしては、オーバーテイクができないんだ」
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