マクラーレンF1代表、シーズン最後までアルピーヌと戦い続けるのは”大変”と認める「しかし、そのために我々はここにいる」

 

 今シーズンはアルピーヌとマクラーレンがF1のコンストラクターズランキング4位を激しく争っている。しかしマクラーレンのチーム代表であるアンドレアス・ザイドルは、アルピーヌに太刀打ちするのは大変だろうと考えているようだ。
 今シーズン中盤から、アルピーヌとマクラーレンは激しいランキング4番手争いを繰り広げてきたが、シンガポールGPでマクラーレンがダブル入賞を果たしたことで、アルピーヌに対して一歩リードする形になった。しかし続くシンガポールGPでは、アルピーヌが4位と7位入賞。再びアルピーヌがランキング4番手に返り咲くことになった。
 マクラーレンは日本GPを終えた段階で、アルピーヌから13ポイント差となっている。しかしザイドル代表は、シーズン最後までアルピーヌにプレッシャーをかけるのは難しいだろうと考えている。
「今は自分たちのことに集中するのが重要だ。クリーンな週末を確実に過ごし、全てのセッションで、現時点でマシンにある全てのモノを引き出すのが重要なんだ」
 そうザイドル代表は語った。
「そうして初めて、非常に力強いアルピーヌと戦い続けるチャンスを得られる」
「今シーズンここまで、彼らが素晴らしい仕事をしたのを認めなければいけない。アビダビでの最終ラップまで、この戦いを続けるのは非常に難しいだろう。でも、それをするために我々はここにいる」
 マクラーレンは、今季レッドブル、フェラーリ、メルセデスのトップ3チーム以外で唯一表彰台を獲得したチームだ。しかしその表彰台を獲得したランド・ノリスは以前、マクラーレンの今季マシンMCL36は、ドライビングが難しいと認めていた。
 マクラーレンはシンガポールGPでアップデートパッケージを投入したが、アルピーヌも時を同じくして新しいフロアを投入。激しい開発競争が続いている。
 しかしザイドル代表は、マクラーレンとしては打倒アルピーヌにこだわるのではなく、自らのパフォーマンスを引き上げることに集中するべきだと語る。そして「信頼性は、終盤のレースでも重要な役割を果たすことになるだろう」と語った。
「我々には良いクルマ、良いチーム、ふたりの強力なドライバーがいると思う。共に行動すれば、最後の最後までこの戦いに留まることができるはずだ」
 一方アルピーヌ側も、簡単な戦いになるとは考えていない。フェルナンド・アロンソも、シーズン最後までマクラーレンとの争いが続くと覚悟している。
「彼らよりも数ポイント多く獲得できる週末もあれば、少ない週末もあるだろう」
 そうアロンソは語った。
「大きくポイントを失ってしまったシンガポールが、特別だったんだ。しかしアブダビまで非常にタイトな戦いが続くだろう」
 
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