クアルタラロ、タイトル連覇諦めず「失うモノはない。限界までプッシュしていくだけだ」
MotoGP2022年シーズンのタイトル争いは残り2戦までもつれ込んだ。ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は、第19戦マレーシアGPに向け「失うものは何もない」とアグレッシブに攻めていく姿勢を見せた。
クアルタラロはシーズン中盤までタイトル争いで大きなリードを築いていた。しかしフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が4連勝を達成する一方で、自身はノーポイントを含め苦しいレースが続き、第18戦オーストラリアGPではついにランキング2番手に後退してしまった。
現在ランキング首位のバニャイヤは2番手のクアルタラロに対して14ポイントのリード。マレーシアGPのレース後に25ポイント差まで広がれば、バニャイヤのタイトル獲得が決定するという状況だ。
今週末の舞台であるセパン・インターナショナル・サーキットは、パワー不足のヤマハにとってはバイクに適したレイアウトとは言い難い。そのためクアルタラロにとっては、生半可なレースウイークにはならないだろう。
彼は今週末のアプローチについて「失うものは何もない」と考えており、限界までプッシュしていくつもりだと話した。
「先週のレースは全く楽しめなかったけど、今は何も考える必要はない」と、クアルタラロは語った。
「ただ限界までプッシュしていくだけだ。これはメンタリティの話だし、グランプリ自体を違った気持ちで迎えることになるだろう」
「この瞬間、僕には失うものは何もないんだ」
「だからレースに向けては、週末の最初から限界まで追い込んでいくアプローチをとって、バイクにも変更を施していくつもりだ。いつもは別のコースに来たとき、フィーリングが良いと何も変えなかったりするんだ」
「でも今は、たとえ良いフィーリングでも、改善が必要なタイミングだと思う。これまでとは状況が違うんだ」
そしてクアルタラロはまだタイトル争いは終わっていないと考えており、ラスト2戦でのチャンスもあると語った。
「もちろんだ。まだ終わってなんかない」
「彼(バニャイヤ)はポイント差を覆してみせた。僕らだってそれはできる。確かに、シーズン後半戦の僕はちょっと酷い状況だったけどね」
「でもそこから好転させることも、最後の2レースでパフォーマンスを発揮することも可能だと思う」
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