エンジンに問題を抱えたハミルトン、Q2まで首位も予選3番手に「レッドブルに近づけたのは素晴らしいこと」/F1第20戦
2022年F1メキシコGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは3番手だった。ハミルトンはQ1とQ2をトップタイムで通過。Q3最初のアタックラップは1分18秒094で暫定3番手にあたるものだったが、このタイムはターン2でトラックリミット違反があったとして抹消され、ハミルトンはノータイムで10番手に落ちてしまった。最後の1回のアタックにかけたハミルトンは、1分18秒084をマーク、3番手となった。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のポールポジションタイムとの差は0.309秒、チームメイトのジョージ・ラッセルの2番手タイムとの差は0.005秒だった。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
FP3 2番手(1分18秒543:ソフトタイヤ/23周)
予選 3番手(Q1=1番手1分19秒169:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分18秒552:ソフトタイヤ/Q3=3番手1分18秒084:ソフトタイヤ)
チームを誇りに思う。僕たちにとって今年ベストの予選だ。決して諦めてはならないということ、忍耐強くあることが前進につながるということを証明する結果だよ。サーキットに来ているスタッフ、ファクトリーで働いているスタッフ全員に心から感謝する。
ラップタイムはかなり僅差だったけれど、僕は最初のタイムが取り消されてしまったことで、2回目のラップは完全にクリーンにまとめる必要があった。だからパフォーマンスがまだ残っていたんだ。それでも、今年毎戦レッドブルを追いかけていて、今回これだけ近づけたのは素晴らしいことだよ。これからもプッシュし続ける。
3番グリッドからのスタートをとても喜んでいるんだ。ここはターン1までの距離が長いからね。
(予選後の会見で語り)全体的にとても良い予選だった。Q3終盤にエンジンに問題があった。それを考えると、本来ならもっと速いタイムを出すポテンシャルがあったのは間違いない。でも僕としてはベストを尽くした。
(Q3)最初のラップを失ったことで、最後のラップがとても難しいものになった。その時点で10番手になってしまったので、とにかく慎重に、クリーンに走る必要があったんだ。思い切りプッシュできなかったのは残念だった。それでも2番手と3番手というのは素晴らしいリザルトだと思う。明日に向けてエンジンの問題を解決できるといいね。
(エンジンの問題について聞かれ)Q2で発生し、Q3の最後まで影響された。コーナー出口でパワーが落ちてしまう症状で、それによって、最終コーナーをはじめとして、ほとんどのコーナーの出口でタイムをかなり失ったと思う。何が起きたのか分からないけれど、イグニッションの問題のように感じる。チームが調査してくれるだろう。
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