FIA、WRCラリージャパンでの”一般車のコース進入”について調査開始「僕らは飛ばして走っていた」と目撃ドライバー

 

 2022年シーズンの世界ラリー選手権(WRC)の最終戦ラリージャパン。初日から波乱続きのラリーとなっており、2日目のSS4では一般人の運転するクルマがコース上に進入し、WRC2クラスのサミ・パヤリ&エンニ・マルコネン組とエミル・リンドホルム&レータ・ハマライネン組(共にトクスポーツWRT)が遭遇することとなった。
 幸いにも衝突は回避され、けが人は出なかったものの、これに対してFIAは安全に関する重大な違反があったとして、調査を行なっている。
 またこのアクシデントは、クレイグ・ブリーン&ジェームス・フルトン組(Mスポーツ・フォード)がガードレールを突き破ったクラッシュの後に発生。FIAの発表によると、ブリーン車のクラッシュによって一般車のコース進入より前にステージには赤旗が出されていたという。なお、ブリーン車のクラッシュによってガードレールは大きな損傷を負い、同じコースを使用するSS7はキャンセルとなっている。
 FIAは、ステージへ一般車が進入したというアクシデントが発生した経緯を理解し、今後に向けて最高レベルの安全性を維持すべく、調査を開始した。
 FIAの声明には次のようにある。
「SS4でステージの安全に関する重大な違反があり、現在調査中である」
「42号車(ブリーン車)の事故を受けて、ステージは赤旗で中断された」
「赤旗終了後、すぐにステージ上に一台の車両が確認された。事故や怪我はなかったものの、調査が進められている」
「42号車の事故によってセーフティバリアが破損し、ステージの安全が損なわれたため、SS7を中止することになった」
「FORUM8 …読み続ける

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