エンジニア求む! マクラーレンF1チームが大規模リクルート活動中。主要ポストも採用対象に

 

 イギリス・ウォーキングにファクトリーを置くマクラーレンは、F1の頂点への復活に向けて新しい風洞設備とシミュレータの稼働開始が目前に迫っているが、チームはただその時を待っている訳ではない。
 上位3チームから遠ざかり、アルピーヌにもコンストラクターズランキング4位の座を奪われるなど、思うような前進が果たせなかった今季のマクラーレンは、事態の好転に向けて、大規模な採用活動を開始した。
 シーズン最終戦のアブダビGPで、チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは、今季序盤にチームを悩ませたブレーキトラブルがマシンの開発プログラムに支障をきたした点を例に挙げ、今後12ヵ月でより多くのスタッフを迎え入れることで、リソース不足を解消したいと考えている。
「今シーズンは、チームのセットアップ面でまだ弱点があることが明らかとなった」
 そうザイドルは語る。
「問題を抱えていたことで、我々は依然として他チームと比べて十分なリソースがないということが露呈した。特にエンジニアリングの面では、現在のマシン開発と来年のマシン開発を並行して進めるには足らないのだ」
「そのため、我々は財務部と協力し、コスト削減に念頭を置きながら、現在のF1活動の中でシナジー効果や効率性を見出すべくハードワークを行なってきた」
「そのおかげで、将来的により多くのことを並行して行なえるように、より多くのエンジニア、人員を雇う大規模な活動を2ヵ月ほど前から開始できたのだ」
「そこが、現在のチームの弱点のひとつだと思う。そして願わくば、来年はもっと多くのエンジニアを迎え入れることで、もう一歩前に踏み出すことができればと思う」

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