アストンマーチン、新加入アロンソの仕事ぶりに高評価。F1チームに「新たな刺激を生む」と首脳陣は太鼓判

 

 2023年、アルピーヌからアストンマーチンへ移籍するフェルナンド・アロンソは、2022年シーズン終了直後にアブダビで行なわれたポストシーズンテストにて一足早くアストンマーチンでの仕事を開始したが、チームとしてはアロンソの仕事ぶりに感銘を受けたようだ。
 アルピーヌとの契約が依然有効のため、アロンソはスポンサーロゴが一切付いていないアストンマーチン『AMR22』をドライブすることになったが、チーム代表のマイク・クラックはアロンソの仕事ぶりに好印象を抱いている。
 アロンソが本格的に新天地での作業を開始するのは年明けからとなるが、ピレリは新年から早くも2024年用タイヤのテストプログラムを開始するため、再びアロンソは2022年型マシンをドライブする機会を手にできるかもしれない。これはアロンソにとって、レースを戦う2023年マシンとは異なるものの、サーキットでのオペレーションなどチームの理解をさらに深める良い機会になるだろう。
 アブダビのポストシーズンテストを受けてクラックは、「メッセージの伝達が効率的で、とても印象的だった」とアロンソを評価し、次のように続けた。
「常に率直に指摘してくれるし、とても友好的でオープン。お互いが透明性をもって話していた」
「その日の出来には、我々はとても満足している」
 また、アロンソと前任のセバスチャン・ベッテルとの違いを訊かれると、クラックは次のように答えた。
「もちろん、バックグラウンドが違うから、ふたりは異なる。ひとりはラテン系、もうひとりはドイツ系。それは大きな違いだ」
「しかし、ふたりに共通しているのは、集中力だ。改善への集中力や進歩を遂げることへの集中力、そして些細なことではなく、何が我々を進化させるのかを切り分けて考えていることだ。似ているところもあるが、違うところもある」

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