レッドブルF1のマルコ、2023年の空力テスト制限に懸念なし「大成功を収めた2022年型車をベースに開発していくだけ」
レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、空力テスト制限のペナルティを受けることもあり、2023年のF1タイトル争いは、前年よりは難しいものになると予想している。しかし2023年型車の開発を行うにあたり、レッドブルには優れた基礎パッケージがあり、大きな技術レギュレーション変更もないため、深刻な懸念はないという。
2022年F1シーズンにおいて、レッドブルは17勝を挙げてコンストラクターズタイトルを獲得、マックス・フェルスタッペンがドライバーズチャンピオンの座に就いた。だが、2021年にコストキャップ違反を犯したことが明らかになり、レッドブルは罰金に加えてペナルティとして空力テストの制限を受けることが決まった。
各チームが許可される空力テストの量は、コンストラクターズランキングに基づいて決められ、上位であるほど、テストが制限される。レッドブルはタイトルを獲得したことに加えてペナルティも受けるため、ベースとなる選手権7位のチーム(100パーセント)に対して63パーセントのテスト量しか許されなくなる。
「我々は風洞使用時間短縮という問題に直面している。そのため、チーム全体としてかなり効率的に仕事をしなければならない」とマルコは『Servus TV』に対して語った。
「試みるすべてのことが、すぐさま好結果をもたらさなければならないのだ。だが幸い、2023年にはそれほど大きな技術的変更は行われない。つまり、我々には優れたベースパッケージがあるということになる」
「チームは強く団結しているし、マックスはこれまでよりさらに少しずつ良くなっていく。それを考えると、我々は慎重ながらも楽観的な思いで新シーズンに臨むことができる」
「レッドブルの慣習では、例年、ぎりぎりの瞬間までマシンは完成しない。だがマシンコンセプトはすでにあるのだし、大成功を収めた2022年型車をベースにして構築していくことができる」
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