リカルド、レッドブルF1では「舞台裏で作業をする」シミュレーターテストやマシン開発の方向性をサポート
ダニエル・リカルドは、今シーズンのレッドブル・レーシングにおけるリザーブドライバーとしての自身の役割について、いくつか意見を語った。この仕事はマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレス両名にとって重要になる可能性がある。
リカルドはF1のスリルと興奮から一歩下がり、急ぐことなく1年を過ごしながらモータースポーツでの自身の将来をじっくり考えるという。しかし8度のグランプリ優勝経験者のリカルドにとって、太陽の下での長い休暇とははならないだろう。レッドブルでのショーランやマーケティング業務に加え、フェルスタッペンとペレスが新車の性能を最大限に引き出せるように、「舞台裏」で積極的な役割を果たすことになるからだ。
「数週間後にシーズンの準備をするために(ミルトンキーンズへ)行くよ」とリカルドは説明した。
「シミュレーション作業をたくさんやる。それが、僕が仕事をして貢献するためにたくさんやることだ。そしてコースにドライバーたちを送り出す」
「僕は舞台裏で作業をする。マシン開発と、チェコ(ペレスの愛称)とマックスが進みたい方向性を理解するのを助け、僕の経験を活かすつもりだ」
リカルドは特定のレースでは会場に姿を見せる予定だが、リアム・ローソンもレッドブルの第一の代役として舞台裏で待機する。しかしリカルドは彼の経験を最大限に活用し、レッドブルのタイトル防衛をサポートするために、彼の能力でできる限りのことをするだろう。
「レースウイーク中は耳を傾けているだろうね。それにコースにいなくても、すべてのコミュニケーションにアクセスできて、エンジニア全員と連携できるようになる。彼らとチャットチャンネルで話し、どのような傾向が見えてきたか把握していく」
「なぜなら彼らがすべてのレースで優勝したとしても、完璧なマシンというものはない。常に何かを追いかけることになる。だから彼らが望むマシンと開発の方向性を理解していく」
「アイデアを考えたり、この数年に他のチームでレースをした経験から学んだことがあるから、役に立つ手引きやアドバイスができるかもしれない。もしくは何かあれば僕がシミュレーターでテストをして、プラスの結果だったらフィードバックを提供できるだろう」
レッドブルで5年を過ごしたリカルドのチーム復帰は、まるでファミリーのお気に入りの息子が家に帰ってきたようなものだ。親しみのある環境で、移行の年にあるリカルドは幸せな状況に置かれている。
「レッドブルのユニホームをまた着るのはうれしい気分だよ」とリカルドは語った。
「ホームに帰ってきたような感じだ。今、キャリアの第2段階にいる僕は温かさと居心地のよさを感じている。懐かしい顔ぶれが大勢そろっているしね。楽しい思い出のあるファミリーに戻ってきたんだ」
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