FIA、ハミルトンに競技中の鼻ピアス着用を許可。メディカルデレゲートも決定に合意し義務を免除

 

 ニールス・ウィティヒとエドゥアルド・フレイタスのふたりをF1のレースディレクターに迎えて行なわれた2022年シーズンに、マシン乗車時の着用物に関するレギュレーションの徹底が行なわれた。特にアクセサリー類の着用についてはルイス・ハミルトン(メルセデス)が着用していた鼻のスタッドピアスが槍玉に挙げられたが、2023年シーズンの開幕を前に鼻ピアスに関しては取り外し義務が免除された。
 競技中のアクセサリー類の取り外し義務は、FIA国際モータースポーツ競技規則付則L項第3章第5条『装身具(ジュエリー)の着用』を根拠に徹底が進められ、そこには「身体穿孔または金属ネックチェーンの形の装身具(ジュエリー)の着用は、競技中は禁止されているため、競技開始前に確認される場合がある」と記されている。
 ハミルトンは2022年シーズン序盤に一度免除対象となり、5月にFIAはチームから提出される車検の一部にアクセサリー類のチェックを含めるようになった。
 取り外し義務の強化について、ウィティヒはアクセサリーを着用することで「医療介入の妨げになる」可能性があると指摘し、「インシデント後の診断に医療用撮影が必要な場合、身体にジュエリーがあると大きな合併症や処置の遅れが生じる可能性がある」と説明していた。
「最悪の場合、画像診断の際にアクセサリーがあるとさらなる傷害を招く危険性がある。気道内やその周囲にジュエリーがあると、インシデント時に外れて飲み込んだり、吸い込んだりと特定のリスクが生じる」

Lewis …読み続ける

F1&雑談
小説
開発
静岡

小説やプログラムの宣伝
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです