F1開幕戦で圧勝したフェルスタッペン。コース特性の違うサウジアラビアでのレースは「楽な仕事にはならない」と警戒
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、今週末のF1第2戦サウジアラビアGPでまったく異なる挑戦に対峙することになり、彼自身とレッドブルの勝利の流れを維持するのは「簡単な仕事ではないだろう」と考えている。
第1戦バーレーンGPではレッドブルが群を抜いていた。フェルスタッペンはチームメイトのセルジオ・ペレスを含むライバルたちを蹴散らし、2023年シーズン開幕戦で圧倒的な強さを見せた。サクヒールでのフェルスタッペンがあまりに強かったため、多くの評論家およびメルセデスのジョージ・ラッセルはレース直後に、タイトル争いはレッドブルに決まったようなものだと語った。
しかしチームは今週まったく異なるサーキットへ向かう。F1カレンダーのなかでも最速のコースで、高速で流れるようなコーナーとスロットルをオープンにするセクションが組み合わされている。タイヤの摩耗がはるかに少ないことは言うまではもない。そうしたことがバーレーンで見られたレッドブルの優位性を削ぎ、フェラーリやアストンマーティンといったライバルたちに有利になるかもしれない。
「バーレーンでのスタートは最高だったけれど、ジェッダ(でのレース)が楽な仕事になるとは思わない。まったく違うコースだし、速さを発揮する必要がある」とフェルスタッペンは語った。
「とはいえ、高速コーナーがあるので、僕たちのマシンはこのコースに強いと信じている」
「コースの変更は主に視界に関してのものだから、僕たちドライバーにとって状況が改善されたことを期待している。間違いなく何カ所か危険な場所があったからね」
「とてもクールなストリートサーキットで、かなりのグリップがあるから、あそこに戻ってレースをするのをいつも楽しんでいる」
一方のペレスは、レッドブルにはシーズン序盤の段階でも大きな進歩の余地があると主張しているが、このように異なるコースにおいて全員がどれだけのレベルのパフォーマンスを出すかということに興味があると認めている。なおペレスは、ここで2022年にF1キャリア初のポールポジションを獲得した。
「バーレーンからの勢いを維持しなければならない」とペレスは語った。
「マシンをよりよいものにするために、改善できることは間違いなくたくさんある。開幕戦で膨大な情報を集め、舞台裏では多くの作業が行われてきた」
「今週ジェッダでみんながどれだけのパフォーマンスを見せるか、とても興味深いものになるだろう。バーレーンとはまったく違うコースだしね」
「2022年にポールポジションを獲得したこのコースに戻るのを楽しみにしている。昨年は首位を走行していたのに、セーフティカーのタイミングが本当についていなかったから、今回は僕が勝つ番になることを願っているよ」
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