ハース代表、今季3度目のオレンジボールに不満「危険じゃないのに、FIAの判断が古すぎる!」

 

 F1シンガポールGPでは、ケビン・マグヌッセン(ハース)がフロントウイングにダメージを負ったことで、FIAからピットインを命じられたが、ハースのギュンター・シュタイナー代表はこれを不満に思っているようだ。
 マグヌッセンはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)との接触で、フロントウイングのエンドプレートが損傷。映像では、左のエンドプレートが外側に開いてしまっているのが確認できる。
 このダメージに対し、レースディレクションはマシンのダメージ修復を命じるオレンジボール旗を掲示。マグヌッセンはピットインしてフロントウイング交換を余儀なくされ、予定外のピット作業によってポイント圏外まで落ちてしまった。
 今季、マグヌッセンはカナダGPとハンガリーGPでもオレンジボール旗を受けていることもあって、チームとしても納得がいっていないようだ。
 ハンガリーGPの後、ハースはFIAの技術部門のメンバーに、固定が甘くなったエンドプレートでも、脱落する危険は少ないことを説明。次の事例があった場合にレースディレクターにメッセージが伝わるようにと願った。
 しかし、それが伝わっていなかったことで、FIAの判断が”古く”なっているとシュタイナーは語った。
 シンガポールGPの例について聞かれると、「走行を続けてもまったく問題なかったのに、悔しいよ」と彼は答えた。
「まただよ。これが初めてだったら、なぜだか分からないと言うんだろう」
「でも、ハンガリーでも同じようなシナリオがあった。とても似ていたし、我々はハンガリーで何が起きているのか、何が起きないのか、何が起きうるのかを説明していたんだ」
「彼らはそれから何も学ばなかったんだろう。そしてまた、オレンジボール旗を受けた。これで3度目だが、もう古くなっているよ」
「技術部門は、何が安全で何が危険かをレースディレクターに報告しなければならないが、それには彼らが自分が見ているモノが何であるかを知っていなければいけない。明らかに、彼らはわかっていないのだ」
 今後も”メッセージ”を伝える努力を続けるかと尋ねられたシュタイナーは「一生懸命やっている」と答えた。
「ある段階で、これらのクルマがどのように作られているかを理解する人たちが必要だ。もう80年代の話じゃないんだ」
「我々はハンガリーで、パーツの上に立ってもそれが脱落しないことを証明した。 …読み続ける

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