アルファタウリF1、財務改善の一手となるか? 商業トップにサッカーW杯やDTMで活躍したステーゲルマンを起用
スクーデリア・アルファタウリは、新設された商業部門責任者として、モータースポーツのみならずサッカーなどで営業、マーケティング、コミュニケーション分野での手腕を奮ったラース・ステーゲルマンを起用した。
イタリア・ファエンツァに拠点を置くこのチームは、兄弟チームであるレッドブル・レーシングへ輩出すべく若手ドライバーを育てる他、2020年からはレッドブルのアパレルブランドを広く世間に知らしめる役目を担ってきた。
ピエール・ガスリー(現アルピーヌ)がイタリアGPを制した2022年シーズンはコンストラクターズランキング7位、翌2021年シーズンは6位と順位を上げたものの、新テクニカルレギュレーション導入初年度となった昨年は9位と低迷。チームを全面支援してきたレッドブルの共同創業者ディートリッヒ・マテシッツの死去に伴い、レッドブル・グループがアルファタウリチームの売却や移転を検討しているというニュースまで報じられた。
チームやレッドブル・レーシング側はこの噂を否定しているものの、レッドブルの新CEOであるオリバー・ミンツラフはチームの商業的パフォーマンスに対して批判的な姿勢を取っていると言われており、モータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、アルファタウリがコース上の成績のみならず、9位転落から受けた財政的ダメージを改善する必要があると指摘している。
motorsport.comの姉妹誌formel1.deのYouTubeチャンネルで行なわれたインタビューで、マルコは次のように語っていた。
「つまり、改善が必要なのだ。アルファタウリに関する財政的な負担が大きすぎることも事実で、スポンサーや収益の面でも何とかしなければならない」
「このプロセスの中で我々は選択肢を議論したが、アルファタウリがグループ内に留まるということは常に明確だった。これは我々の育成プログラムの重要な役割を担っている」
「私が言った通り、競技面のパフォーマンスも財務のパフォーマンスもレッドブルの基準を満たしていない。それを変えるために何とかしなければいけない」
Lars …読み続ける
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