F1オーストラリアGP FP1:ソフトタイヤを3セット投入のフェルスタッペンが最速。ハミルトン、ペレスが続く

 

 2023年F1第3戦オーストラリアGPのフリー走行1回目が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムをマークした。2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)、3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は17番手だった。

 今年のオーストラリアGPでは、4カ所目のDRSゾーンが復活する。昨年ターン8と9の間に設けられたDRSゾーンは、安全上の理由などにより撤去されたが、今年はこれが再度採用された。

 また開幕戦バーレーンGP、第2戦サウジアラビアGPでグリッドの停止位置に関する違反が相次いだため、このオーストラリアGPからグリッドの幅が拡大された。またグリッドボックスの中心には縦のラインが追加される。

 気温18度、路面温度30度というコンディションで、現地時間12時半にセッションがスタート。各車ハードタイヤ、ミディアムタイヤでコースに出て行くが、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はソフトタイヤだ。ミディアムのペレスが1分20秒267で首位、ハミルトンが0.03秒差の2番手につける。フェルスタッペンは4周目に1分19秒332でトップに浮上した。

 その後ペレスはフェルスタッペンを上回るタイムを記録するが、フェルスタッペンは1分19秒278で再び首位に。アップデートを投入したアルファタウリは、ミディアムのニック・デ・フリースが1分19秒766で4番手、角田もミディアムで1分20秒399とこの時点で12番手だ。

 セッション中盤に入るとコース上はほとんどがソフトで、ミディアムを履いているのは序盤に走行できていなかったランド・ノリス(マクラーレン)だけだ。角田はターン1でハーフスピンのような形で勢いがついたままコースアウトを喫したが、その後自力でピットに戻った。

 残り時間23分ほどの時点でGPSのトラブルにより赤旗が出されたが、数分で解除された。しかし解除後もセッションは再開されず、正式な再開時刻は現地時間13時16分と、残り時間は14分に。フェルスタッペンは早くも3セット目のソフトを投入し、1分18秒790をマーク。一方でセクター1でスピンを喫する場面も見られた。

 その直後にはセクター3のターン10と11の間でローガン・サージェント(ウイリアムズ)がストップ。「マシンがシャットオフした」と報告しており、セッションはまたも赤旗に。これでFP1は終了となった。トップはフェルスタッペンで、2番手は0.433秒差のハミルトン、3番手は0.503秒差のペレスだった。4番手以下はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、ランス・ストロール(アストンマーティン)となっている。角田は17番手だった。

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