ハースF1代表、若さより経験を優先する決断に満足もヒュルケンベルグの契約延長を急がず。ドライバー市場を評価へ
ハースF1のチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、2024年に向けた契約更新についてニコ・ヒュルケンベルグと話し合う前に、まずはF1のドライバー市場の評価を行うと述べている。
ヒュルケンベルグは今シーズンにフルタイムでグリッドに復帰した。これまでのところハースは彼の成績に満足している。彼は今シーズン最初の3戦で2度Q3進出を果たし、前回のオーストラリアGPでは7位に入賞しハースで初のチャンピオンシップポイントを獲得した。
しかしシュタイナーは、2024年のヒュルケンベルグの契約を確約するには時期尚早だと述べており、その時が来て初めて、来年のドライバーラインアップについてのチームの選択肢を検討するという。
「彼について我々が満足かそうでないかにかかっている」と、ヒュルケンベルグのハース残留のチャンスについて尋ねられたシュタイナーは答えた。
「我々はどのような代替案があるのかも検討しなければならない。それにつきる。時には現状を維持して平和と静けさをもたらすことも重要だ」
「しかし現時点で我々はドライバーや契約更新について話をしていない」
シュタイナーは、現在はレッドブルでサードドライバーを務めるダニエル・リカルドが、2024年のドライバー候補になるかもしれないと指摘したが、彼はヒュルケンベルグのチームにおける現在のパフォーマンスレベルに非常に満足していると主張している。
「ニコは居心地のよさを感じていると思う」とシュタイナーが語ったと『Motorsport Week』は報じた。
「チームとエンジニアは彼と仕事をするのが大好きだ。彼は多くの経験を持ち込んでチームを助け、我々を前進させてくれる。私が彼を必要とする時、彼はそこにいる。彼が私を必要とする時、私もそこにいる」
ハースは今年、意図的にドライバーラインアップを経験豊富なペアにすることを選んだ。ヒュルケンベルグはミック・シューマッハーの後任として、ケビン・マグヌッセンのチームメイトになった。シュタイナーがシューマッハーと決別したことに批判的な向きは多かったが、彼はヒュルケンベルグとマグヌッセンを組ませ、若さより経験を優先した決断を後悔していない。
「ニコはとてもうまく馴染んでいる。彼はプロフェッショナルであり、新しいチームに落ち着くということを以前も経験している。それが彼を起用した理由のひとつだ」
「彼はケビンともうまくやっている。プロフェッショナルな、非常に良好な関係があると思う。彼らはふたりとも成熟したレーサーだ」
「彼らは我々が期待していることを理解している。そしてふたりとも結果を出している。協力してチームを前進させようとしている。それこそが我々が望んでいたすべてだ」
「だから現時点では、その点には何の不満もない。このような状態であることを願っている」
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