最初はパワーで10%も負けていた……ホンダF1のPUを世界一へ押し上げたHRC浅木泰昭が振り返る”再起の2018年”
ホンダの第4期F1活動でパワーユニット(PU)開発を率い、ホンダ・レーシング(HRC)統合後は四輪レース開発部部長を務めた浅木泰昭が、2023年4月末の退職を前に、ホンダF1として再起の年となった2018年シーズンを振り返った。
V6ハイブリッドターボ時代の幕開けから1年後、2015年からマクラーレンにPUを供給する形でF1に復帰したホンダ。かつてF1を席巻した”ゴールデンタッグ”復活という周囲の期待とは裏腹に、信頼性トラブルやパワー不足に悩まされ続ける日々が続いた。
長いトンネルの先に光を見いだせず、ホンダは2017年末をもってマクラーレンとの関係を解消。2018年から新たに、トロロッソ(現アルファタウリ)をパートナーに迎えることとなった。
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