マクラーレンが送る新たなスーパーカー『750S』が登場。先代『720S』から”似て非なる”進化
マクラーレン・オートモーティブは、スーパーカー『720S』を継ぐモデル、『750S』のクーペとスパイダーを4月26日(水)に発表した。
同社の中心的存在にあたるスーパーカーシリーズの1台として、2017年のジュネーブショーで公開された先代の720S。その後継モデルとして登場するのが、この750Sである。
マクラーレンのスーパーカーシリーズの多くは、そのモデルの最高出力を名に冠してきた。今回発表された750Sもその法則に倣っており、搭載される縦置きミッドシップの4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンの最高出力は、7,500rpmで車名の通り750PS(551kW)。最大トルクは5,500rpmで800Nmとなっており、0-100km/h加速は2.8秒、0-200km/h加速が7.2秒(スパイダーが7.3秒)である。最高速度は332km/hだ。
720Sからは約30%のコンポーネントが刷新され、カーボンモノコックを中心にカーボン製レーシングシートや軽量ホイールなどを採用することで30kgの軽量化に成功。乾燥重量は1,277kgとなっている。また、スパイダーは車体補強のためにクーペから重量増とはなるものの、そのデメリットを49kg増に抑えた。
750Sからはマクラーレンの第3世代油圧リンク式サスペンション「プロアクティブ・シャシー・コントロール(PCC)III」を搭載し、精密な車体制御を実現。サスペンションスプリングが720Sよりもフロントが3%柔らかく、リヤが4%硬く設定され、乗り心地の向上だけでなく、サーキット走行での車体バランスやロール性能の改善にも寄与している。
エクステリア面でもブラッシュアップを受けた。前後バンパーが変更され、ノーズ下部のフロントスプリッターが拡大。ヘッドライトを挟む”アイソケット”が細くなり、サイドプロファイルもフロントホイールハウス後方からリヤタイヤ前方にある大型インテーク上部にかけて、よりエッジが効いたデザインとなった。
エキゾーストはマクラーレン『P1』を思わせる”センター出し”となっている。排熱の影響を避けるため、車速に応じて展開されるアクティブ・リヤウイングは60mm高い位置に設定された。ウイングの表面積は720Sよりも20%拡大され、空力効果を向上。最大のダウンフォースを発生させる状態まで0.5秒以下で展開が可能だという。
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