ストレートでこれほど遅いとは……ハミルトン、F1アゼルバイジャンGP予選でのメルセデスの苦戦は「改善へ向けた良い指標」

 

 スプリントフォーマットで行なわれているF1第4戦アゼルバイジャンGP初日の予選で、メルセデスは上位のライバル勢に大きく後れを取ったものの、ルイス・ハミルトンはこの低調さが今後の改善に向けた”指標”になると考えている。
 決勝レースのグリッドを決める金曜予選でメルセデス勢は、ジョージ・ラッセルがQ2ノックアウトとなったものの、ハミルトンが10番手でQ2突破。迎えたQ3でハミルトンはフェラーリのカルロス・サインツJr.に次ぐ5番手となったが、ポールシッターのシャルル・ルクレール(フェラーリ)からは1秒近く離されることとなった。
 メルセデスは、超高速のバクー市街地サーキットで行なわれるアゼルバイジャンGPに向けて、マシンの空気抵抗を低減するためにリヤウイング翼端板に変更を施した。ただフィニッシュラインでの最高速は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が予選で339.1km/hを記録しているのに対して、ハミルトンは335.5km/hとなっていた。
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 第3戦オーストラリアGPでは予選で2番手と3番手を占める好調さを見せたメルセデス。苦しんだ2022年、2023年序盤から、ペースセッターのレッドブルとの差を縮めたかと見られたが、アゼルバイジャンGPでは初日を終えて厳しい状況となっている。
「レッドブルが特に速いことは分かっていたけど、ストレートでこれほど大きな差をつけられるとは思わなかったよ」
 ハミルトンは予選後にそう語った。
「でも、これは良い指標になる。僕らはストレートで遅くて、(低速セクションの)セクター2でも遅い。だから、マシンで改善する部分が沢山あるんだ」
「ドライブしやすいという訳でもない。予選3列目に並ぶことができて嬉しいし、土曜日(のスプリントイベント)ではもう少し良いバトルができると思う」
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