アストンマーティン、『ヴァンテージ』をF1セーフティカーに採用したことで売り上げが増加。会長のストロールも認める

 

 アストンマーティン・ラゴンダの会長を務めるローレンス・ストロールは、同社のヴァンテージF1エディションがF1公式セーフティカーのうちの1台に採用されて以来、売り上げが急増していると述べている。

 2021年からアストンマーティンとメルセデスはセーフティカーの運用を分担している。アストンマーティンは、特別装備のヴァンテージを世界中の選ばれた会場に配備しており、メルセデスはメルセデスAMG GTブラックシリーズの改造版を提供している。

 これによりアストンマーティンは投資利益率がかなり上がったようだ。ストロールによると、同社はすでに300台から400台のバンテージF1エディションを売り上げたが、それはグランプリの週末において同モデルの露出が増えたおかげだという。また『Business Insider』の報道によると、アストンマーティンはエメラルドグリーンのセーフティカーによって、さらに8000万ドル(約109億円)を売り上げた可能性があるとのことだ。

『フィナンシャル・タイムズ』のフューチャー・オブ・ザ・カー・サミットで、ストロールはヴァンテージの売り上げについて発言し、アストンマーティンブランドと製品をF1と関連づけることのメリットを強調した。

「私は信じていなかったが、我々が実際に経験していることがある。『日曜日にレースをしたら、月曜日に売れる』ということだ」とストロールは語った。

「小さな数字に聞こえるかもしれないが、我々のような規模の企業にとっては相対的に重要なことだ」

 アストンマーティンはまた、メルセデスに代わってF1のメディカルカーとしてDBX SUVモデルも提供している。

F1のメディカルカーに採用されたアストンマーティンDBX SUVモデル
F1のメディカルカーに採用されたアストンマーティンDBX SUVモデル

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