フェラーリF1代表とハミルトン、2024年に向けた契約交渉のうわさを否定
フェラーリが2024年のF1ドライバー契約についてルイス・ハミルトンに打診する意向を固めたとの報道を、スクーデリア・フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールは否定した。
今週、イタリアのメディアやイギリスのタブロイド紙『デイリー・メール』が、フェラーリ社の会長ジョン・エルカーンは、ハミルトンに対して4000万ポンド(約69億円)のオファーをする見通しであると伝えた。ハミルトンとメルセデスの現契約は2023年末で切れるため、両者は現在交渉を進めている。しかしメルセデスのマシンのパフォーマンスが2年連続で振るわないことで、ハミルトンが慣れ親しんだチームから離脱する可能性があると推測する者もいる。
モナコGPを前にした木曜日、バスールは、この話題についてメディアに対してコメントした。
「2週間前には(カルロス・)サインツがアウディに行くと報じられて、1週間前には(シャルル・)ルクレールが(ハミルトンと入れ替わりで)メルセデスに行くという記事が出た。それでは私はひとりぼっちだ」とバスール。
「それは冗談だが、シーズンのこの時期は、毎週、違うストーリーが浮上するものだ。我々はルイス・ハミルトンにオファーを送ってはいない。オファーをしてはいないし、交渉も行っていない」
「F1チームのすべてが、一度はハミルトンを走らせたいと思っているはずだ。そう言わないのはばかげている」
「ハミルトンと話をしたかどうかと言われれば、この20年、私はほぼ毎週末、彼と話をしてきた。あなた方(メディア)に追いかけられるからという理由だけで、彼と会話するのをやめるつもりはない」
一方ハミルトンは、メルセデスとの交渉が最終段階に入っていると述べた。今年は、自分のスタッフに契約交渉を任せ、自分自身はレースに集中しているのだという。
「契約交渉中の時期には、さまざまな推測が飛び交うものだ。でも、僕自身が何か言わない限りは、推測にすぎない」とハミルトン。
「僕のチームが水面下でトト(・ウォルフ代表)と緊密に話をしているところだ。契約がまとまる日が近づいている。僕は自分の仕事に集中できるように、(契約関係に)フォーカスするチームを持っている。以前よりもはるかに良い状況だ。前は自分自身で交渉をして、大きなストレスがかかっていた。今は自分でそういうことをする必要がない」
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